不信任案「直ちに解散」 二階自民幹事長

コメント

注目のコメント

• 小川 一

  毎日新聞 客員編集委員

  ・2021年06月08日

  言うのはタダだから、俺が言ってやるよ。そんな感じだと思います。今、二階幹事長は、安倍政権の菅官房長官役を担っているのだと思います。菅政権の影の官房長官として、首相の盾になり、恫喝役を引き受けています。その言葉に直接の実効性はありませんが、言葉は独り歩きし、また言葉は言霊でもあります。政局を動かす一手にならないとも限りません。
  安倍首相は「菅政権の問題は、菅官房長官がいないことだ」と話していました。その空席を埋めたいのだと思います。
• 松田 崇裕

  TBSテレビ 報道局 総合編集センター長 兼 報道コンテンツ戦略室長

  ・2021年06月08日

  二階さんの発言なので、受け取る側の感覚がマヒしてはいけませんが、あくまで解散は総理の専権事項です。一方で、野党側はこのタイミングで総選挙に突入できるかと言えば、厳しいでしょう。ワクチン接種に集中する状況となり、何を争点・公約とするか。直近に迫った都議選での自民党の公約は、きょう発表予定で、現時点での方向性を見ることができると思います。
• 小山内 怜治

  小山内行政書士事務所 代表

  ・2021年06月08日

  毀誉褒貶いろいろあるでしょうが、流石にこの手の駆け引きはうまいものです。
  
  「野党側が９日の党首討論での菅義偉首相の答弁次第で内閣不信任決議案を提出する」という煮え切らない態度を事前に表明してしまったがために、二階幹事長がさらに押し込んだ形となりました。
  
  これで野党側が不信任案を出さなかったら、次の総選挙では、自民党は「不信任案を出さなかった野党」（永田町のロジックでは内閣を”信任した”野党）と戦うこととなります。
  
  どの程度の効果があるかはともかく、結果的に不信任案が提出されなければ、自民党側に有利になることは間違いないでしょう。
  
  果たして、今の野党は、この状況に対してどう対応するのでしょうか。