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【超解説】なぜ今、ゲイツとバフェットは「原発」を作るのか

NewsPicks編集部
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    原発・原子力の世界は特に多面的でプロコンも技術面も複雑なので特集記事でも網羅しきれないところがあるとは思いますが、専門家の皆様がコメントしてくださるので大変勉強になります。

    脱炭素以外にも、途上国への原発輸出に関して価格競争力と官民一体の輸出を駆使してリードしている中露と欧米の争いも裏にあります。経済面のみならず、中露のものは相対的に安全性が低く環境負荷が高いと言われる(ここは私は調査していないので確信なし)ので、それが世界中に普及していいのかという環境・社会的論点もあります。

    TerraPowerの「次世代原子炉」は、記事にあるように利用するウランの濃縮度が高いため、Union of Concerned Scientistsなどは核兵器に転用されやすいとの警鐘を鳴らしています。イランのウラン濃縮上限は3.67%、低濃縮と高濃縮の境目は20%でこれ以上だと兵器レベルとされます。
    他方、それでは元々核兵器国(≠核保有国)であれば、対テロ対策を講じたりIAEAの査察が入ったりすれば高濃縮ウランを扱っていいかと言われると、そうはなりません。少し話が飛躍しますが、核兵器不拡散条約(NPT、1970年)の三本柱は核軍縮・核不拡散・原子力の平和的利用です。すなわち、同条約によって核兵器保有が認められた米英仏露中(核兵器国)は核兵器を削減して、他の国に広まらないように努める代わりに、それ以外の国も「平和的な利用」=民生利用であれば核の力を利用しても良いという合意があります。
    従来発電に使われてきた3-5%より高い濃度のウランを扱う(なお、Natriumは劣化ウランとも混ぜる)原発の可否は、アメリカだけの問題ではありませんね。

    6/3のTerraPower記事
    https://newspicks.com/news/5903370/


注目のコメント

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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    溶融塩冷却炉についてはこちら.
    https://newspicks.com/news/2157758?ref=user_2112738
    ほかにも,日本原子力研究開発機構が進める高温ガス炉などがある.
    https://newspicks.com/news/5807587?ref=user_2112738

    日本は福島第一原発事故を受けて原子力を避けるのではなく,その経験から安全な原子炉研究に力を入れ,世界に貢献すべきです.そういう方向に向かわないのが残念でならない.
    今後,大型集中電源から分散化、地産地消が進む中で,原発も小型モジュール化されていくことになります.現在の原子力発電施設は大型で複雑,発展途上です.今後,小型化,モジュール化されていくでしょう.
    例えば,町単位,さらにはマンション数棟あるいは数百から数千世帯だけに電力を供給する超小型原子力発電装置も開発されていくと考えます.
    ちなみに,リスクについてですが,人間は火を使い始めて数十万年経ちましたが,未だに火事が起きて人が死ぬこともあります.原子力も使用を始めて数万年経っても頻度は少ないものの相変わらず事故は起きているでしょう.それと並んで,放射線に関する研究,技術も進むでしょう.
    核変換技術にも期待します.
    ビル・ゲイツのような影響力と資金を持った人に期待大です.


  • NewsPicks 記者

    気候変動対策の旗振り役といえばビル・ゲイツですが、彼はこの問題の一つの解決策が原子力だと考えています。ですが、あくまで既存の原発ではなく「次世代」のものです。
    曰く、これまでの原発は巨大で複雑、そしてコストも高すぎた。設計はマンパワーに頼りすぎ、ミスが出ない前提で作られていた点も問題視しています。そこでゲイツは、2005年に原子力ベンチャーの創業を支援し、以後ずっと深く関わり続けています。

    そして先週、その第1号が発表されました。「ナトリウム」と名付けられた原発で、その名の通り冷却にナトリウムを使います。
    一体これはどんな原発なのか。そして原子力の世界で今起きているイノベーションとは。最先端企業の独占取材も含め、お届けします。ぜひご一読ください。


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    株式会社ビービット 代表取締役

    子どもの頃、原子力発電は環境負荷の少ないクリーンエネルギーだと教わりました。

    しかし、福島の原発事故で、リスクを制御できない場合の代償の大きさを実感しました。

    世界的に脱炭素の重要性が高まる中で、改めて原子力発電に着目し、安全性を高めて、再度普及を目指すという動きは理解できます。ただし、長期的な安全性の担保ができない限りは、安易に飛びつくことができるものでもないです。

    あつものに懲りて膾を吹くべきではないのですが、長期的に人命や環境を脅かしうるので、しっかり科学的に安全性の裏付けのある挑戦を希望します。


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