トヨタTHSは、どうして普及しないのか そのシンプルで複雑な仕組みと欧州のプライド
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注目のコメント
トヨタのハイブリッドシステム（THS）の特徴がまとまっている。
そしてアクセラの話は興味深い。THSとして様々な車種に搭載しているものの、システムとしてはかなり密というか、全体調整のうえで初めてパフォーマンスが出せるタイプなのだろう。それが現実の運用and/orプライドという観点で採用が広がらないというのはありそう。
一方、現実として温暖化ガスを削減するプレッシャーは高まっている。EVは期待されるが、バッテリー生産時のCO2排出量は多い。また、EV化の目標を各社掲げる中で、それだけ原材料含めて調達・生産できるのかという論点もある。
バッテリー生産についてはLCA規制が議論されているが、それを満たせる目途が立たなかったり、生産・調達が十分にできそうになかったときに、現在動いている各種規制の議論はどうなるだろうか？（もちろんどちらも解消されるのが一番の理想ではあるが…）
ルールメイキング側面から「政治的」に色々な手心が加えられるか、それとも現実として解消できるHVなどに注目が再度集まるか。そのプライドってのは、当然当初特許を抑えていて、特許料支払いを避ける為各社独自方式開発に向かったものと認識してます。
特許料なんて払うか、と言うプライド。
特許公開したからと言って、今からTHS風のモノ作ってもトヨタに勝てない。
レシピがあってもモノにするのは簡単ではない。
賢いですよね、トヨタ。アクセルに対するレスポンスとかエンジン回転数に対する加速感は、メーカー独自の味付けをしたい部分。
THSを入れることで、ここが難しくなり、どれもトヨタ車的になるのであれば使いにくいと思います。
