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(以下、記事中から引用)
心の中で不満や葛藤を抱いているだけでは、状況はなにも変わりません。
まずは、ほんの小さなことからで構わないので、今いる場所でできることを、発信したり行動に移したりしてください。
その行動を夢中で積み重ねているうちに、理想と現実のギャップが、いつの間にか縮まっているはずです。
置かれた場所で努力することをやめなければ、遠回りをした時間が、やがて自分にしかないオリジナルの武器になると思います。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
不本意な配属先の現場でも、自分にできることを模索して行動し続けたからこそ「「常に現場目線で思考する」という、クリエイティブディレクターとしての基礎をつくってくれた時期」にできてます。
異動を希望し続けるだけでなく、現場でできることを発揮していたから、「それなら異動させよう」という組織判断につながったと思われます。
いつになっても企画やマーケティングなどの華々しそうな部署を希望する学生がいますが、世の中や会社の強み弱みを知らずにできる仕事ではありません。不本意配属でモヤモヤして転職しても実績は得られません。与えられた環境で自分にできる価値を発揮し続けることを考えて行動することのほうが、経験も興味関心も活かせるよりベターな道なのだと思います。
仮に自分で考えた行動を許してくれない組織であれば、転職を考え始めてもいいのかもしれません。
そして、このシリーズ、いいですね。
「遠回りをすることなく、1年目からデザインの仕事に就いていたら、この「現場目線」という代えがたい武器を身につけることはできなかったと思います」
ギャップに葛藤する日々を送ったそうですが、のちにクリエイティブディレクターとして飛躍するため、この最初の1年半の経験が「かけがえのない武器になった」
と言います。
というのも、「他のスタッフよりも圧倒的に仕事ができないため、出勤がつらい」ほど接客業に向いていない。オペレーションに不向きだったからこそ、「常に現場目線で思考する」デザインやアイデアが出せるようになり、それが木本さんならではの提供価値になったからです。
苦手な経験も得意と組み合わせることで、これまでにないバリューが生み出せる。そんなことがわかる「元気になる話」です。
「説明できないものこそ価値がある」 入場料制の本屋「文喫」の誕生プロセスに見る 新しいブランドのつくり方。
https://note.com/riekimoto_harken/n/n4bc96977cb83
同じような状況で不満を感じても、行動せずに転職しちゃう人は多いと思う。転職も一つの選択肢だけど、このような社内での異動を認めさせるのは達成感あったと思うし、記事にもある通り、現場を、知ったことがその後の仕事への意識を変えられてるのは確か。
まずは目の前の仕事頑張り、その上で、やりたいことに対しての行動も続けていくことが大事であることを知らしめてくれる。あとは学生時代の飲食バイトはしておいたほうがいいな。
そして、人事にとっては難しいところ。
もし現場への配属で不満を感じて辞められてたら、このようなクリエイティブを出せた人を早期に退職させてたのかもしれないから。結果オーライかもしれないし、やっぱり現場経験させることが大事とするのか。店舗というサービスの最前線で、ハマっていく人も少なくはないんだけどね。
現場目線をおざなりにしたクリエイティブは自己満足の域を超えず、魂がこもりません。
現場のメンバーは敏感なので、すぐにバレるし、きれいな言葉や絵をいくら掲げても、普段の振る舞いが伴っていなければ誰も共感してくれません。
1人の不完全な人間としていかに物事に前向きに向き合うか。
それを前提として動いた時に、状況は少しづつ良くなっていくと思います。
下地としての学問を学んでいるからこそ、遠回しながらでも辿り着けるキャリアがあるなと感じます。
飲食店現場にも学問の下地を作っていけるようなホワイトな環境がもっと増えて欲しいとも思いました。