陸上 山縣亮太 男子100mで9秒95の日本新記録
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山縣選手!おめでとうございます!!
もう日本人で4人も10秒を切っているのですね!
9秒台の持ちタイムのメンバーで4継が組める!!これは、本当にオリンピックや世界陸上でメダル獲得が当たり前のチームになるのでは!!
これは私の経験ですが、陸上って本当に行き詰まる時が辛いんですよね。勉強とかは、勉強すればするほど身につくのですが、陸上の場合は、伸びない時は本当に自分の練習が意味あるのかって思って、何やってんだろうってなってました。
その後で、自分の思っても見てないタイムが出たり、一気に目標を打ち破れた時は、一生の思い出になります。山縣選手も、絶対にこの瞬間を一生忘れられないと思います。
本当に、本当におめでとうございます。是非とも、目の前で見たかった!これは陸上競技に打ち込んだ青春を過ごした自分にとっては、最高にうれしい。
ずーっと日本人に9秒台は無理だと言われていた。伊東浩司さんが1998年に10秒00を記録してから、9秒台の選手が生まれるのに20年かかった。
2017年に桐生祥秀さんが9秒98を達成してから、今回の山縣選手で4人目。
昔、1マイル(1.6km)を4分以内で走る事は不可能だと言われていた。それでも1954年5月6日にロンドンのハーロウ出身のロジャー・バニスターが、1マイル(1.6km)を3分59秒4で走った後、その先、一年足らずで37人が4分を切り、以降数万人がこの4分を切っている。
20年間、10秒の壁を切るのに挑戦してきた日本人たちが、立て続けに9秒台を出している。山縣さんも素晴らしいし、桐生さんも一番最初こじ開けたのも素晴らしい。
人って不思議で、身近な存在が不可能を可能にすると、自分もいけるかも!って思えるもんです。
様々な分野で日本人がレッテルに負けずに挑戦し続ける社会を創りたいですね。山縣選手は、慶應大学卒業後、社会人になって肉体改造に取り組みました。肩から首にかけての筋肉の盛り上がりは努力と成長の証といえます。かつて「情熱大陸」で、世界陸上の代表から漏れた時の、悔し涙を見ました。トレーニングに対する直向きさからも好感持てる選手で、陰ながらずっと応援していました。
追い風2.0m、最高のコンディションでした。今シーズンは好調で、9秒台は時間の問題とみられていましたが、本当に突破できてよかったです。本人が一番ホッとしているのではないでしょうか。
山縣選手は、近年慶應大の短距離コーチ高野大樹さんの指導を受けています。山縣選手が在学当時、高野さんは指導していなかったそうですが、慶應の義足アスリートの指導実績などから、山縣選手のほうからアプローチしたとか。違う視点と対話を重視した、新しい選手と指導者の関係も注目したいです。
これで、6月末の日本選手権男子100mは、稀にみる大激戦となりそうです。