オカムラ、赤字のはずが最高益
日本経済新聞
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オフィス需要は大きく減るだろうと考えられていたものの、意外な好業績になっている、というニュースでイノベーションを考える上で興味深いです。
ドラッカーは『イノベーションと企業家精神』で、イノベーションは保守的である必要があり、リスク思考ではなく機会志向であることが必要だと述べています。つまり、思ったことと違う動きが目の前で展開されている時に、そこにイノベーションの機会があるのだ、というわけです。
この記事を読んでみると、オカムラは当初のオフィス需要はコロナで喪失したものの、その後、オフィスの位置づけがコミュニケーション、コミュニティのスペースへと変化する機会をいち早く発見し、それに迅速に対応した結果、最高益につながったとあります。
このような機動的な対応が出来ることは極めて重要であると同時に、何も革命的なアイデアではなく、起きている機会を捉え、それに適応していくことこそ、イノベーションの本質なのだとよく分かります。