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このニュース、日本語でもすでに各種記事が配信されていますが、このTechcrunchの翻訳がいちばん背景が丁寧に書かれたものかと思います。

SNSの停止は過去にもタンザニア、ウガンダ、エチオピアなどで起こっています。多くは選挙前など情報の行き違いが大事になりうる場面など、治安安定のためと思えば理解できなくもないことが多いですが、今回は直接的には国家元首の発言がツイッター社によって削除されたという「トランプパターン」がきっかけになっています。

ナイジェリアの人たちにとって、ビアフラ戦争という内戦は強い記憶があり、いまでもとても影響をもたらしているものなので、それを持ち出し脅すような発言をしたということで、ツイッター社の削除の基準がよくわかっていませんが、おそらく不適切とのレポートが大量にきたのだと思います。

ただ、記事にもあるように、この何年か世界の国々と同様ナイジェリアでも、SNSが政府側の悪事を暴いたり、抗議活動の連帯ツールになったりすることが多かったので、大統領のツイートが削除されたことの報復だけが理由でなく、機会があれば制限したいという意図があったようにも思います。

アフリカの国家元首は、ツイッターをかなり使っています。前に、バイデン大統領が当選したときのアフリカ各国の元首のツイートのスピードと内容を集めたことがありますが、こんな感じ。日本より活用しています。

https://note.com/umemoto_abp/n/nde4389a44e8a

今回ナイジェリア政府が「ツイッターを停止するというお知らせをツイッターでお知らせした」ように、アフリカの多くの国では、政府の公式見解を得るにはツイッターがいちばん早く、正確です。

すでに一部アクセスできなくなっているようですが、個人的にはすごく困りますね。自分がナイジェリアにいること&ナイジェリアのツイートをみることが多いので。。ナイジェリアのような自由・権利意識が高く、ディアスポラも多い国で、停止はいつまでも続けられないだろうという希望的観測を持っています。
発言は自由だが、Twitterのポリシーに沿えないなら別のメディアを通して発言しないさい、ということですね。