アップルの「App Store」、2020年の経済効果は約70兆円に
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Apple社のNewsroomを確認致しましたが「経済効果」は誤った表現ですね。せっかくの記事ですので修正されることを、お勧めします。
App Storeでの決算総額70兆円に、一次波及効果46.5兆円、二次波及効果31兆円を加えた経済波及効果は、約147兆円になります。これによって生み出された雇用所得(支払われた給与)は54.1兆円。というのが正確です。
また記事 Apple社の主題は、
アップル社のCEOテイム・クック氏は、「アップルストアの成果は、今後何年にもわたって世界経済に力を与えるのは計り知れないイノベーションです。」と述べた。アップルストアでデジタル商品やサービスを販売する小規模開発者の4 社に1社以上が、過去5年間で毎年平均 25% 以上の収益を伸ばしている。また小規模な開発者の80% 近くが、複数の国でアプリを提供し、平均で、40カ国以上のユーザーから収益を得ている。
アップルストアは世界共通のデジタルプラットフォームであるため、世界中消費者に向けて、簡単にサービスを開始出来る。アプリと同価格帯である数百円の、「味の素」や、「キッコーマン」が世界にセールス網を拡げたことは、既に伝説的な成功事例となっている。2020年アップルストアは、それと同じことを、わずか数人の企業で実施することを可能にした。
です。
https://economicimpact.net/2021/06/04/210604/
注目のコメント
タイトルの経済効果というワーディングは曖昧、要はiPhoneアプリ経由で使われた金の事です。ロックダウン/自粛期間にてゲーム・エンタメらが激増。9割がアプリ内課金との事にて70兆円x9割x30%手数料が同社の収入。それを独占してる故司直も当然動きます。
Fortnight (Epic Games vs Apple)の件もありますし30%手数料はワンチャン変わるかもですね。ただ、iPhoneの寡占はこれだけではなく、例えばGoogleはiPhoneにGoogle searchをプレインストールしてもらう代わりにAppleに毎年$10B超を払っていたり。あと、Epic自体、SonyとMSにはApp Store同等の手数料を払っていますが、その正当性は、SonyとMSはプレステとXbox本体の販売が損失(ネットワークやその後の課金がメイン)だから開発者にもっと払ってもらわないといけない一方、AppleはiPhone本体の販売で儲けてるから良いだろう、と。I.e.ゲーム機とスマホを対比させて良いのか。本件、記事を読んでてもEpic CEO Tim Sweeneyの主観がかなり入ってて、まるでAmazon vs ウェアハウスワーカー、を見ているようです(Apple vs Developers)。
https://www.washingtonpost.com/video-games/2021/05/07/playstation-xbox-epic-games-apple/私自身もアプリのアップデートで頻繁にApp Store訪れるし、何よりサブスクで知らず知らずのうちに結構お金使ってるんですよね。
場を用意して、サードパーティがどんどん新しいアプリサービスを開発し、使いたいマーチャントが使えるものを使って場を形成する。
Appleは、場のクオリティ維持をコントロールして、あとはチャリンチャリンと儲かる。よく出来た仕組みですよね。
観光の世界でもプラットフォーム作れないかと頭ひねってます。