車用「全固体電池」、迫る日独決戦 トヨタは特許で先行
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注目のコメント
全固体の技術面ということで、記事に取り上げられている企業の関連Pick含めて。
まず全固体電池って何なのか、という点については、下記のNP編集部の記事がオススメ。住友金属鉱山で電池材料事業を手掛ける阿部氏へのインタビューで、まずは「電解液が固体か液体かだけの差」。
現在のリチウムイオン電池の電解液は有機溶媒というもので燃えやすい。それが安全性へのリスクで、全固体電池はそれを使わない。ただ、これだけリチウムイオン電池が使われる中で技術は進化していて、最近は発火事故も少ない。素材の工夫や制御技術など、色々な工夫の積み重ね。
https://newspicks.com/news/5757636
その意味で、全固体電池は下記記事の言葉を借りれば「リチウムイオン電池の親戚」。そして全固体電池の技術をさらに推し進めて素材を変えて特性を高めた次世代もある。ここの記事のQuantumScapeやSolid Powerなどが該当(下記でのMatsunagaさんのコメントも是非併せて)。
https://newspicks.com/news/5809740
で、その現在地はどこかという点でVWと関係が深いQuantumScapeについては、下記記事が詳しい。現在は試験製造2023年以降、量産2025年以降を目指し、重量エネルギー密度は300-400Wh/kg超。あと、安全性が高まるのでおそらくパッケージングが楽になり、システム全体としての重量・体積が小さくなる。
https://newspicks.com/news/5640525
Solid Powerについてはサンプル出荷開始。2021年に製品化、2026年に車載用電池として量産出荷の計画。サンプル出荷したものの重量エネルギー密度は330Wh/kgで、400Wh/kgまで高める計画。
https://newspicks.com/news/5477520なぜこのタイミングで全固体電池のまとめ記事?日経新聞のまとめ方は微妙なんですよね。先ず模式図。また問題にする論点、比較するものが同列で無い等々。。
日経系列の各種雑誌情報を転載したものが良いです。たとえば全固体電池の思わぬメリットや「輸率」等を説明した日経Automotiveの記事とか。
●トヨタの全固体電池 2025~30年EVが化け
https://newspicks.com/news/3340215
本記事で言及している積層化については以前こちらにコメントしました。
●『全固体電池』が電気自動車普及の切り札?〜基礎知識から最新情報まで整理してみた
https://newspicks.com/news/5561690
また記事後半の、小型の全固体電池はわざわざ小さくしているのでは無く、表面実装する「薄膜型」とプレスで作る「バルク型」の2種類に分けて考えるべきで、記事では一緒にしてしまってますね。
●【吉野彰】リチウムイオン電池の父が注目する「3つの日本企業」
https://newspicks.com/news/4179988
この記事は何を言いたいのか良くわかりません。企業別のまとめているカテゴリーが変ですし、そもそもタイトルと内容が不整合ですし、論点もバラバラ。EV全固体電池に全てをかけなきゃならないVWと
ハイブリッドあるしEV全固体電池もあればいいかなというトヨタ
どっちが強いかですね
欧州は高速道路で長距離移動が求められるスペックである事を考えると、一部を除いて大多数のユーザーはディーゼルかハイブリッドしか選択肢が無いと言う現実を考えると、この先の答えが見えてる気がしてます
EVなのかハイブリッドなのかは今後何度か揺り返しがあるものの、欧州市場はハイブリッドが多数派になると予想してます
もちろん一定数はBEVがシェア取ると思いますが、多数派にはなり得ない
VW辛いっすね
あ、記事はいつものだと思うので未読です