“人と比べない” 新たな学力テスト 導入広がる
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過去の自分との成長に気づく、学習の土台となる力と学力の関係を分析している。こういう視点は非常に本質的な教育・育成だと感じた。
一方で、小学生の息子の授業参観で違和感を覚えたことがある。
発言した児童が最後に「どうですか?」と問いかけ、クラス全員で声をそろえて「良いです!」と答えている。
確かに、個人の意見が尊重される姿勢は大事だが、もやは儀式に成り下がっており、意味も分からず合言葉のように発しているだけだ。
これでは、「人と比べない」どころか、「人と同じ意見・考えを持てているか」が児童たちに植え付けられてしまうのではと危惧する。
もし、発表する勇気を後押しするための儀式なのであれば、発表後に意見に同意する児童からの拍手でもいいだろう。
ぜひ、この記事のように「意見の違う相手の考えも理解しようとする・認め合うこと」を子どもたちに問いかけてほしい。
注目のコメント
"平均点との比較ではなく、過去の自分と比べて伸びを把握できる" というのはとても重要ですね。スポーツでも、音楽でも、他人と比べても上手にならないですが、自分がどの様に成長しているかを知る事が、自信やその後の努力につながっていると思います。勉強も同様に捉えるというのはとても自然なことではないでしょうか?
そもそも"平均”という実体のないものと比較すること自体が、平均が大切だと擦り込む圧力になったり、順位付けが、上位常連者以外にとっての自己肯定感を下げる要因になるので、自身の成長にフォーカスをするテストというのは良い方向性だと思います。
またそれ以上に、先生方の結果をもとにした授業改善のお話がとても素敵ですね。「『なるほど』ということばをキーワードに、意見の違う相手の考えも尊重して聞いてみよう」といった声がけがあるクラスとないクラスでは、1年後の対話の量と質はかなり変わってくることでしょう。“人と比べない” 新たな学力テストは良いと思います。
過去の自分との比較というのは合理的です。
一つ懸念するとすると、日本を出て海外の高校なり大学に行こうとしている子供たちです。
人と比べない学力テストで大丈夫なのでしょうか?
これからは国内だけの教育ではなく世界に通用する教育をする必要もあると思っています。子供を見ていると、自己肯定感が高く、自分はできる!と思えばものすごい伸びしろを見せて、本来の実力以上の力を発揮します。ある意味わかりやすいです。
子供たちの特徴によっても、小さい頃からハキハキと答えることができる子と、もじもじ恥ずかしがり屋タイプさんと様々ではありますから、人との優劣を同じレベルでのできるできないの軸で比較的するのではなく、(時には悔しいと思う気持ちを持たせるために必要な軸でもありますが、)個々の強みを伸ばしてあげることが一人一人の将来においては大事なことですね。とにかくできたところを褒めると、みるみるやる気を出す姿を見ていると、いいところを伸ばしてあげなくてはと思っています。