『ハリー・ポッター』にも登場する“羊皮紙”、現実で作ると「めちゃ割高」だった!
マネー現代
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注目のコメント
『本好きの下克上』というライトノベルがありますが(マンガ化、アニメ化もされています)、本を量産したい主人公の最初の障害が、木から植物紙をつくることでした。技術的諸課題をクリアして、流通に乗せるまで何年もかかっていました。
羊皮紙では本の量産はできません。割高だからです。実際、ヨーロッパでも中世からルネサンスにかけて植物紙に取って代わられるまで、羊皮紙は割高なままでした。
羊皮紙のままでは、知識は独占された状態でした。植物紙に取って代わられなければ、知識の共有も、教育もできませんでした。宗教改革も起こせなかったでしょう。
植物紙の普及くらい世界史に大きな変化を起こした発明もなく、これこそ魔法と区別がつかないくらいの十分に発達した科学というべきものだったでしょう。昔に戻れば戻るほど学習することにコストや気合いが必要だとがわかります。ITリテラシー低いから生産性が上がらないなんてお金持ちは言ってもいいですが、それ以外の人は言っちゃダメですね。ITリテラシーあげれば、羊皮紙→紙ほどではないですが、コストが下がります。一刻も早く使いこなした方がいいです。