台風3号は衰弱するも危険な低気圧に警戒を 関東甲信の梅雨入りの見立て(杉江勇次)
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台風は下層の渦と積乱雲が分離してしまうことがありますが、これは燃料がエンジンに入っていかないような状態で、台風としての勢力を維持することができず、再び積乱雲が奇跡的に渦の中心付近にまとまってきてくれない限りは衰弱の道をたどります。台風3号もまもなく熱帯低気圧扱いになるものとみられます。
いっぽうで、4日には日本海を低気圧が発達しながら通過する見込みで、爆弾低気圧ほどではありませんが、南にある真夏の湿った空気が低気圧にエネルギーを与えるはたらきをするために南風が各地で強くなり、特に三陸沖では暴風となる可能性があります。海や山では強い南風となりそうですから、特に気象情報には注意するようにしてください。
ところで梅雨前線は最近はずっと日本の南海上に下がった状態が続いています。4日の低気圧が抜けた後も明瞭な北上傾向は今のところ見受けられず、いまだに梅雨入りの速報が出されていない関東や北陸地方は悩みどころです(あるいは、西日本の梅雨入りが本当にあれで良かったのか、という悩みにもつながります)。こういうことがあるので、梅雨入り、梅雨明けの確定は9月になってからとなるわけです。