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レルネル元パラナ州知事が死去=クリチバ都市設計で実績

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    大学1年の時にクリチバの都市計画について調べたな。中でも交通システムが優秀で列車のように長いバスを採用したり、バス停や精算方法を工夫する事で運転効率を上げ、自家用車よりも便利だと感じるようシンプルで使いやすいシステム構築をしていた。一度訪れてみたい街。


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    在ブラジル建築プロデューサー/隈研吾建築都市設計事務所ブラジル担当室長

    元クリチーバ市長、元パラナ州知事、元UIA(世界建築連合)の会長も勤められたジャイメ・レルネル氏が亡くなられました。享年83歳。
    レルネルさんはパラナ連邦大学で建築を学んだ後、若干33歳の若さでブラジルの地方都市であるクリチバ市の市長となり、その後世界的に知られることになる環境都市クリチーバの土台を築き上げた建築家でもあり偉大な政治家でした。

    レルネルさんは、右腕としてクリチーバの都市計画に多大な貢献をされた日本人技術移民の中村ひとしさんの関係もあり、大の親日家で日本にも何度もいらっしゃっており、僕が初めてお会いしたのも横浜で行われたセミナーでした。2014年にはクリチーバで企画した国際建築セミナーに隈さんと共に参加頂いて、体調不良だったにもかかわらず、持ち前の話術で会場に来てくださった方々に多くの笑いを提供して頂きました。おそらく日本の方々にとっては、つい先日亡くなられた同じくブラジル建築界の巨匠で、プリツカー賞受賞者のパウロ・メンデス・ダ・ロシャさんよりもレルネルさんの方が知名度は高いでしょう。

    いつお会いしても冗談から会話が始まり、愛嬌があって、図体が大きくていかついのですがよく笑う方で笑顔が本当に可愛らしい、誰からも愛されるような存在でした。政治家であんな笑顔ができるのは彼以外に見たことがありません。

    言わずもがな、レルネルさんは90年代のクリチーバというブラジルの地方都市で若手市長として様々な政策を実行されてきた方でした。日本の電車のプラットフォームに着想を得たというチューブ状のバス停、市街地から車を排除して実現した歩行者天国、市民参加型のゴミ収集システム、羊を利用したサステナブルな公園の環境整備などなど、彼自身がスケッチをして実現させた政策は枚挙にいとまがありません。

    レルネルさんは長い政治家人生ではあったと思いますが、その根本では建築家として形あるものをゼロから作り上げる、社会のために貢献するという姿勢が通底してあり、それは全くブレてなかったんだと思います。

    レルネルさんのような大胆で豪快な政治家や建築家、投資家が世界的に少なくなっているのは否めませんし、そういう人々が現れるのが難しくなってきている社会や風潮ですが、だからこそ、彼の生き様や実績をもう一度振り返ってみるのは大いに価値があると思います。
    合掌。


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