ディズニーリゾートもついにリストラオリエンタルランドで正社員の早期退職募集
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遊園地やホテルなど含めてこうした装置産業はひとり顧客が増えたところで対してコストが掛からないので、固定費の割合が高く、稼働させてナンボ。
ただ、このワクチン接種が始まったタイミング。半年もあれば通常の社会に戻り、鬱積したファンが押し寄せようものです。その前にコロナを理由にリストラして、筋肉質な組織をつくっておこうということでしょうか。
そしてどこも同じくですが"55歳以上"がターゲット。年齢を重ねるほどポストは当然減るヒエラルキーの中で、ポストと給与が見合わなくなるのがその層なのでしょう。
自分がその年に近づくに従って、「自分が同じ環境に置かれたときに、市場価値のある人間でいられるか」ということを強く考えるようになりました。
注目のコメント
夢のない話ではあるものの、オリエンタルランドがコスト削減を検討したのは初めてのことではありません。10年以上前からコスト構造は問題視されていたものの、ほぼ未着手。もちろんテーマパークに直接関連するところは「聖域」とされ、周辺事業がまず対象になっていたもののホテル事業は本業に近すぎ。問題は清掃なども下請けの下請けとして一括で保持していた上にやはり削減効果は小さい。
長年放置してしまうと最後は人に手をつけないといけない典型例となってしまったものの、優秀な人材も多いので良い機会と捉えられることを願います。フラダンスの衣装のグループが出入りしているすぐ近くの会議室でコスト削減の検討がされるというのはなんともシュールな話。
お土産購入金額も他国の数倍という驚異のリピータービジネスを作り上げたオリエンタルランドの完全復活を願ってパークチケットを購入しようと思う。と思っていたら売り切れていた。どうしようもないということでしょう。当たり前ですがコストは想定される売り上げに合わせて計画されていますしね。売り上げが低くなれば固定費にも踏み込まざるを得ないですよね…
私はこう言ったニュースに接すると、どうしても音楽団体の経営を考えてしまうのですが、今年の文化庁のコロナ対策の助成も、個人でなく組織にとなったのは、団体がいよいよ維持できないという声があったとか。団体を維持することの是非は一旦棚にあげて考えますと、このご時世ではやはり人が集まるところには誰もが行きにくい昨今。たとえ公演が行えたとしても、積極的に宣伝もしにくいですし、コロナ対策でコストは余計に嵩みます。売れる席数も多くは未だに半分。それでも満席になる公演はほんの一部。利益が出る公演は小編成なものになってしまいます…
倉庫や大きな練習場を維持しなくてはいけない規模の演奏団体(オーケストラとか)、劇場・ホールは固定費も嵩みますし、規模は本当に小さいけれどオリエンタルランドと同じような状況でしょう。
経営のスリム化の努力をしようにも、概して日本はアートマネジメント分野の経営は遅れていますから、経営上打てる手立てもいろいろあるけれど、やりたくてもどうしたらいいかわからないという団体も多いでしょう…かと言って一般的なの会社を経営する感覚で見られたらたまったものではないですし…その特殊性に安住してスリムにやらないのはもっとダメだとは思いますが、いよいよ難しい舵取りを強いられているのは事実です。
日本のクラシックの聴衆はそうでなくても高齢化が進んでいました。しかも収益力は本当に低く助成金頼み。そんな中で、with コロナ、というか今後のwith パンデミックの世界で業界がどうなっていくのか…解答はないけれどしっかり考えていきたいと思います。むしろ、よく今まで早期退職募集等せずに来れたなと、学ぶ点の方が多いと感じたのが率直な感想。
実際に私はオリエンタルランドで働いていましたが、とても良い企業で、その際に受けた社内研修や経験が今でも役に立っています。
今後は、この状態をどう改変していくのか、楽しみでありまた学ばせて頂きたい。