携帯代理店へのノルマや評価検証 高額プラン勧誘で、総務省
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今の携帯事業者ほど、ビジネスと公益性のバランスに悩まされている例はないでしょうね。
総務省のこれまでの勧告は総括してしまえば、不当に儲けて国民に不利益を被るなという話ですが、商談によって言葉巧みに商品を売ることと、不当に騙して売りつけることの線引はどこにあるのかという問いにもなります。
携帯事業者にとって辛いのは、結局電波という公共財を利用したビジネスであるということであり、同じインフラ産業と比較しても利益幅が非常に大きい。(なにせ日本の時価総額ランキングの上位を締めているわけですからね)
今回のニュースでも、それでは携帯事業者は商売をするなということかと反発がありそうですが、もっと公共を意識した経営を行い、利益を公共のために用いるなどしていれば今と状況も違ったかと思います。
商売の根幹は、利益とは他人を笑顔にしたことによる対価であるということ。
この原則が忘れられがちなのが今の日本の産業なのではないかと思います。
今一度、そこを問い直すことが大事なんでしょうね。カウンターにおりますと、いろいろな方がお見えになります。価格に敏感な方、説明を拒否される方、自分が正しいと信じ込んで話を聞いていただけない方…。あと高止まりしたままの旧プランで何年も放置の方。まあ来ない人には説明できないので、そこは免罪してほしいですが。
合理的に安くなる手法をご案内しても、つまらないこだわりで拒否されることも多いので、電話代が高いことの責任は全て代理店やキャリアにあるわけではありません。
クルーが押し売りしてるかって?いえいえ、価格と価値の両面を訴求して、最終的な判断はお客様がなさいます。もし押し売りされたと思ったら納得いくまで説明させましょう。合理的な説明もできないような契約なら、返金させましょう。ウダウダ言われたら証拠を揃えてセンターへお電話しましょう。お客様センターではありません。消費者センターです。代理店が一番困るのはそこですから。
追記:何が問題かと言われたら、店舗をブロック分けし、利益未達で閉店させられちゃうようなキャリアのシステムのせいでしょうが、それを達成するために押し売りのような売り方に頼らざるを得ない代理店やクルーの稚拙な練度も問題だと思います。正しい案内だけでランクポイントやり切ってる店もクルーも沢山おります。悪質な店には行かないことです。勿論、消費者側も正しく理解する努力をしていただくこともまた必要です、ハイ。