テニス=全仏で取材拒否の大坂に賛同の声も、仏連盟会長は非難
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大坂なおみ選手のような一流プロスポーツ選手はある種の公人であり、公の場ではどんな場面でも模範的な対応を求められるのは仕方がない部分があると思います。
そう言った意味で、どんな取材にも応じ、ファンが聞きたいことに答えることもプロとして必要だと思いますので、今回の行動に全面的に賛同することは個人的にはできません。
一方で、人間性を否定するようないき過ぎた報道は当然是正されるべきだし、質問内容にも配慮が必要なのは勿論のことです。
ちなみに、会長の意見は、全仏の収益への影響、つまりお金の心配をしているようで全く響かない。
注目のコメント
この件に対して、良し悪しではなく、トップアスリートのメンタルヘルスに対しての議論をテーブルに挙げたこと自体が重要と感じています。
昨年のIOCフォーラムでも参加者の4分の3以上がトップアスリートは自分のメンタルの弱さを公ではなく自分の周囲にすら話すこと自体もタブーであると表明していました。
本来、メンタルは強い弱いで評価するものではありません。
同時に、そもそも自分の弱さを知っていること、それを重要な他者(公ではありません)に言語化できることこそ、心身の健康に大事です。
一方で、試合中のアスリートのメンタル自体は、当事者(本人と本人に最も近い周囲のみ)以外にわかるはずもなく、その「アスリートの事実の重み」を理解しながら、工夫して伝え続けてくださるメディアもいれば、誰のためにもならない記事作りをするメディアもいる。当然どのステイクホルダーにとってもこの件は重要な課題です。あまり詳しくないが、テニスの取材やインタビューには、昔から違和感がある。有名な大会でも、インタビューは英語で行われ、通訳がついていないように見受けられるからだ。しかし、本来は、どのような言葉を母語にする者も同等に扱われなければならない。実際、世界人権宣言には、「すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治上その他の意見、国民的若しくは社会的出身、財産、門地その他の地位又はこれに類するいかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべての権利と自由とを享有することができる」と明記されている。つまり、言語における不平等な扱いは、「人種、皮膚の色、性」による差別と同列なのだ。
"四大大会の規則では、選手が記者会見を欠席した場合、最高2万ドル(約220万円)の罰金を科される可能性がある。大坂はどんな制裁でも受け入れる覚悟があると話しており、罰金についてはメンタルヘルスの慈善団体への寄付を希望している"
そもそも、選手が記者会見を拒否したら罰金というのが理解できません…
どうして競技以外の場で、選手が強制的に晒されなければならないのでしょうか…