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14日超えるヒト受精卵の培養 国際学会が解禁

朝日新聞デジタル
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    再生医療・幹細胞生物学研究者

    業界としては大きなトピックだと思います。
    国際幹細胞学会の新しいガイドラインに関して、なにか危なそうなことが解禁された!という短絡的な解釈による誤解のなきように重要なポイントを補足させていただきます。

    1)14日を超えて胚を研究する提案の審査と承認を義務付けること(解禁は解禁だが、その国や宗教的な状況に合わせて個別によりきちんと精査することを強く求めている点で誤解のないようにしたい)

    2)サルとヒトの受精卵ができたことで、ハイブリッド動物についての議論が再開されたこともあり、この分野の科学者がどの実験が法的にも社会的にも受け入れられるのか、研究者は明確な境界線を必要としていること

    3)今回のアップデートのタスクフォースでは、科学者、臨床医、倫理学者、弁護士、政策専門家など、45名の国際的な専門家で構成したチームで、18ヶ月間、100回以上の電話会議を行って完成させた

    4)関連する世論調査や市民参加型のプロジェクトも参考されており、ガイドラインは、同様の専門家による査読を経ている

    5)大きな点は「14日ルール」を緩和したこと。(この制限が提案された約40年前には、ヒトの胚を着床後5日以上培養することはできなかったけども、現在では組織が形成される重要な時期である14日から28日の間の研究ができない状態。これらの研究により流産や、心臓や脊椎などの先天的な異常の原因に重要な情報をもたらす可能性がある)

    6)承認を得るためには、国民の十分な支持が必要である。これは、(世論調査などの)定量的な評価と(市民パネルなどを用いた)定性的な評価を行う必要があるということ

    7)幹細胞を用いた治療法を早急に商業化することを禁止し、科学的根拠のない未検証で安全性の低い治療法を提供する悪質なクリニックの活動を抑制する方法も提案

    8)ヒトの配偶子を持つ動物を繁殖させるような研究は、一切許可すべきではない

    等です。ご参考になれば。


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    東北大学 副学長・教授

    こちらはちょうど3月のNatureの3本の論文がまとめて出たことが一つの背景となっていますね。もちろん、業界の中ではそれより前から議論されていたことと思います。

    拙週刊ダイヤモンド誌連載コラムにも、ヒトiPS細胞などから胚盤胞まで作製可能となり、さらに着床前くらいのマウス胚を手足の原基ができるくらいまで子宮外で培養できるようになったので、両者を合わせれば人工的に細胞から胎児ができる可能性はそう遠くないはずです。

    なお、朝日新聞さんにはこの後も本件についてフォロー記事が掲載される予定です。不肖ながら発生生物学的な解説をさせて頂きました。


  • 某大学大学院 博士課程

    面白い、非常に興味をそそられるトピックです。

    まず当初は何を持ってして培養が禁止されたのか。現段階での問題はなんなのか。は気になるところではあります。

    難しいことは専門家にしかわからないのでしょうが、理解を求める努力はしなければならないと思うし、国民側も関係ないからというのではなく、理解する努力は必要であると思います。よくわからないけど新しいことに対する不安があるという理由で滞ってしまうのは本当にもったいない。


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