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漏れ聞こえてきたところによると、IEAの人がこのレポートに寄せた思いは「1.5℃目標って、こんなにすごいことなんですよ」という趣旨だったといいますが、そういう受け取られ方をしないということくらい自覚はあるだろうに。

2030年までに例えば
・毎年4%のエネルギー効率改善
・毎年1TW以上(太陽光 600GW以上、風力400GW)の開発
これが今年から起こらなければならないということです。
そしてマイルストーンとして
・2030年時点で6億台のEV販売
・2030年時点で850GW容量の電気分解水素製造装置

なるほど・・。
ちなみに
・1TW の風力と太陽光というのは2020年の新規導入量の約4倍
・2018年の世界の一次エネルギー消費原単位の減少(改善率)は前年比1.2%で3年連続悪化
・2030年に850GW容量の電気分解水素製造装置には、福島県浪江町にある世界最大級の装置(10MW)が1時間に一つずつ、いま既に作られていかねばならないということではなかろうか。私、割り算間違えてます?

【追記】
大場さん、そうなんですよね。
ただ、前向きに言わないと国際機関としてのステータスが保てないというか上がらないのでねぇ。。
このレポートでの書かれているのは、「本当に2050年のネット0をやるのであれば」新規の石油・ガス田開発は(既に認可されて進行中のもの以外は)不要になるはず、ということなのですが、ファティさんのプレス・カンファレンスでの言いぶりを受けて、報道では「」内がまるっと取れてましたねぇ。。
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kakuさんご指摘の通り、一部の材料関係は石油等を代替するのが難しいため、ネットゼロシナリオでも相当分残されています。それがグラフで2050年に石油ガス石炭ともゼロになっていない大きな理由の一つです。

高品質な電極用黒鉛として使われるこニードルコークスは石油コークスや石炭コークスの副生産物のコールタールから作られますが、近年値上がりして、急に売り上げに貢献する様になっているようです。ある石油会社の方は、「日本の石油需要はどうせ斜陽だし、むしろ世界が電気自動車になった方がニードルコークスを輸出できて儲かるのでは」と鼻息があらかったり。

kakuさん
LiB負極向けと聞きましたが違いましたか?

竹内さんのコメントの通り、レポート本文を読むとなんの推奨もなく、「無理じゃね?」という内容になっているのですが、これを紹介するビロール事務局長が、「困難だが可能だ」「達成すべき」と強調するために、レポート作成者や本文の思いとは別の扱われ方をしているような気がします。
大場さんの論考。今回もとても勉強になりました。

ご著書「コロナ後を襲う世界7大危機 石油・メタル・食糧・気候の危機が世界経済と人類を脅かす」を購入しました。
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0915SS2H6/ref=tmm_kin_swatch_0?ie=UTF8&qid=&sr=#aw-udpv3-customer-reviews_feature_div
本記事と併せてコメント欄も勉強になる。
IEAの成立背景、その文脈から考えて直近の石油投資ゼロが衝撃な理由。一方、エネルギー源という点だけでなく、様々な石化素材の原料にもなっている。先日JSRが合成ゴム事業のENEOSへの売却を発表したが、これも石油精製の残渣(C4、C5)を利用した産業。
https://newspicks.com/news/5837757
樹脂もねぇ CFRPなんて、繊維とマトリックス、両方作れなくなっちゃいますねぇ すると風力発電の羽がねぇ。。。飛行機も重くなってねぇ。。。 CFRPなしでは空飛ぶクルマなんてとてもねぇ。。。

やっぱり使わないのが一番なんですね、エネ
大場さん
いつもありがとうございます。

大変勉強になります。
『「OECD諸国の石油安全保障のためにOPECに対峙する」という役割から、より気候変動問題にコミットした組織になったとすると、世界の石油の安定供給はますますOPEC(やロシア等)の国営石油会社に委ねられることになる。IEAの方針転換は、石油安定供給を擁護する消費者側の最後の砦を失ったようなものだ。』

なるほど。そして、その煽りを受けるのが中東の石油に依存している日本であると。