「トヨタとホンダで正反対」日本の自動車会社はもうエンジンを諦めたほうがいいのか
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注目のコメント
この問題、非常に重要だと受け止めています。要は、日本としてどういう方向を打ち出すのか。それがはっきりしておらず、企業任せになっています。というか、政府と企業の足並みが揃っていません。こんな国は世界でも稀です。
先月もこういう記事を出しています。
「脱炭素の名を借りた日本車締め出し」欧州の姑息な手口に悩みを深める自動車業界 「ホンダにも戦ってほしかった…」 #POL https://president.jp/articles/-/45580
コロナ禍での経済対策も、企業側が政府を慮ることが多いと思います。政府の意向はどうなのかを、ロビー活動などで把握しないと、経営に支障が出ます。これは異様です。政府は企業を盛り立てるのが大事な仕事ではないのでしょうか。特にグローバルな事業であれば、よりそうであるはずです。端的に不思議です。正反対かどうかは分かりません。2040年完全電動化となれば、まだそれなりの時間エンジン車を作ると言うことでもあります。GMとの間合いを詰めるホンダ。三部社長の攻めの舵取りが楽しみです。
HVではトヨタのコストにまったく敵わないことがわかったから、欧州はEVを打ち出した。EVの実用性がHVを凌駕するにはまだ相当な時間がかかる。それまでの間、トヨタが商品力のあるHVで生計を立てるのは当然のこと。
ホンダがトヨタと反対の方向性を示すのは珍しいことではない。東日本大震災、栃木の研究所が被災したホンダは、早々に国内を諦めて海外生産および海外部品調達比率の拡大を打ち出した。いっぽうトヨタは社長自らが「トヨタは逃げません。皆さんと共に復興します」と宣言し、岩手でアクアの生産を開始、これがベストセラーになったことは記憶に新しい。
古くはホンダCVCCにしても、結局はやめてトヨタや日産と同じ三元触媒になってしまった。数年先ならともかく、10年先の話をトヨタと比較して何の意味があるのだろう。
追記
過去を紐解いても、ホンダは高回転高出力⇨低公害⇨パワー競争⇨ミニバンとSUV⇨軽自動車と、ほぼ10年ごとにトレンドを変えています。トヨタはもう少し長く、例えば基本的に同じHVシステムを20年以上熟成させている。時々の主張が異なるのは、ある意味当然だと思っています。