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日本は対外直接投資残高の対内直接投資残高に対する超過(206兆円対40兆円)が対外純資産の元になっていますが、去年も取引フローで対外が対内を11兆円超過。

一昨年は武田によるシャイアー買収(6兆円)などアウトバウンドM&Aが10兆円を超えましたが、去年はセブンによるスピードウェイ買収(2兆円)が最大で計4兆円に留まります。コロナを受けた海外関係会社への資金拠出などが効いてきているのでしょうか…?

ちなみに証券投資は国内外共に評価上昇しているものの国外の方が大(国外+29兆vs国内+18兆)。円高により取引フローと評価替による対外残高増加分を帳消し。
いわゆる日本の借金というのがこちらの対外債務ですね。
記事の通り昨年末時点で789兆円に拡大してますが、一方で対外資産が1146兆円まで増えてますから、結果として世界最大の対外純資産国を維持しています。
円が安全通貨たる理由の一つがここにあります。
これでネットで見れば30年連続で世界最大。円が安全資産と呼ばれる最大の所以であり、それ自体は説得的です。永遠の割安通過を盾に後ろに迫っているドイツがいつこれを追い抜くかが個人的に注目です。
極めて広い意味で日本が生み出した価値と日本が使った価値の差額、つまり足りなければ外国から買い余れば外国に売る極めて広い意味でのモノとサービスとその他の価値の差額である経常収支が黒字である限り、対外純資産は膨らむのが普通です。コロナ禍の2020年も経常収支は黒字を保ちましたから、日本の対外資産が過去最高になって世界最大の純資産国を維持したことにさして驚きはありません。
全体の傾向は例年とさほど変わりませんが、対内直接投資の増加額が対外直接投資の増加額より僅かながら大きかったことが例年と違って目を引きます。対外資産が増えたのに純資産が横這いに留まった所以です。「日本企業による海外企業の合併・買収(M&A)(≒対外直接投資)は小幅ながら伸びた」とありますが、外国企業による日本企業の合併・買収はそれ以上に増えているかもしれません。日本のビジネス環境と成長力の魅力が増して外国企業が日本に入って来たなら喜ばしいことですが、コロナ禍で日本企業の体力が弱まって、外国企業に安く買い漁られているなら心配です。
政府が巨額の赤字と借金を抱える我が国にとって、経常収支が黒字で対外債権国であることは、過度の円安によるコストプッシュインフレを防いで経済を安定させるため重要です。「純資産は横這い」とのことなので、そうした心配はあるにせよ、とにもかくにも安心を伝えるニュースです (^^;