東京五輪開催で感染者数どう変化? 東大グループ試算
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随分と雑な試算・・。
記事では『海外から選手や関係者など10万5000人が入国し、このうち半数がワクチンの接種を終えていると想定しました(X)』とあるが、そんな想定は今回はどーでもいい。
なぜなら『五輪会場でクラスターが多発するか?(A)』と考えているワケではなく、『人流がどのくらい増え、東京の流行がどうるか?(B)』なので関係者がいくら外国から来ようがワクチン接種率も検査頻度も高い上に東京都の1%にも満たない人数なので(A)には検討に値するが(B)にはほとんど関係ない。
で(B) ですが『人流10%なら感染者3倍』ってタイトルに使われているが、人流10%という前提自体が五輪の観戦とかの範疇を越えていると思う。
そしてむしろ前提として検討されるべきは(X)ではなく『五輪の観客がどのくらいになるか?(Y)』であるべき。それら観客が何%と想定して・・・みたいな部分が欠落している。人流10%がかなりドンブリ勘定であるのがわかる。
ちなみに東京だけで人口が1400万人いる。野球など様々なイベントが行われていて緊急事態宣言下では無観客試合などもあるが、五輪時にそれが解除されていればそれらイベントにも観客が入るだろう。そういったことを試算しないと・・・単純に人流10%増なら・・・なんて雑な前提で試算されても反オリンピックの人達にいいように使われるだけ。
<追記> 同じ人達の試算が産経ではこのように報じられています(笑) https://www.sankei.com/life/news/210523/lif2105230044-n1.html
そして元のデータはこんな感じ。
https://covid19outputjapan.github.io/JP/files/FujiiNakata_Olympics_Slides_20210521.pdf