ネットフリックス、ゲーム事業拡大へ統括幹部の採用検討=関係筋
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NETFLIXは、映画等のコンテンツを対象として、ネット型DVD配送→ストリーミング配信→自主制作→制作スタジオ提供というように、ユーザ・コンテンツ・制作会社の交差点(プラットフォーム)を徐々に広げて急成長を遂げた企業と理解してます。
ゲーム事業への進出は、対象レイヤを映画等からゲームへと広げる動きですが、同社の強みであるユーザ情報(会員の属性情報やコンテンツ閲覧時のユーザの振る舞いなど)をどこまでゲーム制作に活用できるかが成否を分けるように思います。
制作会社向けの開発環境などは金の力でどうにでもなるでしょうが、ユーザを「ファン」にして取り込むのは金の力だけでは不可。ゲームは2時間で終わる映画と違ってより強くより長時間ユーザを引き付けておく必要があるので、これまで同社が蓄積してきたユーザ情報から、どれだけゲームに対するニーズ等を吸い出せるかが肝ですね。
注目のコメント
ネットフリックスはストリーミング事業同様に、ゲームでもプラットフォーム+独自ゲームを作ることを考えそうな気がしています。アニメや実写の動画をゲームと連携させることで、アニプレックスのようなビジネス戦略を考えていることもありうるのかなと思ったりしています(アニプレックスは受託のアニメ制作→自社アニメ制作(鬼滅の刃)→ゲーム開発(Fate))。
流動的とのことだし、どういう種類のゲームかは分からないが…ただサブスク契約をして、コンテンツとして動画もゲームも、というのを考えている?
ゲームはリアルタイム処理能力が必要。2019年にGoogleがゲームストリーミングサービスのSTADIAを発表(①)。ただ実際にやってみるとイマイチとのこと(②)で、今年2月に社内スタジオは閉鎖(③、STADIA自体はまだ継続)。
Netflixは、DVDの郵送レンタルから、一気にオンラインストリーミングに狂ったように振り切って、そのリスクから成功した会社。未来を考えたときにゲームも全部ストリーミングになっている可能性もあるが、一方でSTADIAは早すぎたし、どうなるか。
先日のNP編集部の最近のFF14の吉田プロデューサーの記事(④)にあった「ゲームは、自ら行動を起こさない限り進まない能動的なメディアである点が、他のエンタメと大きく違うこと」という点がとても印象に残っている。Netflixもメディア、でも動画とは違う能動的なメディアだからこそリアルタイム性・処理能力が重要。
①https://newspicks.com/news/3765430
②https://newspicks.com/news/4409176
③https://newspicks.com/news/5584369
④https://newspicks.com/news/5865950優秀な人材に市場の最高額を支払うネットフリックスのゲーム業界採用は、競争企業にとっては大きな脅威でしょう。ユーザーの行動をどんどん反映させていけるサブスクモデルでしょうか?