東芝の臨時総会で鮮烈な一撃、ベールに包まれた投資ファンドの素顔
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記事中にもありますが、何かと「村上ファンド系」と書かれがちですが、そうではない投資スタンスを採用しているとの評価ですね。
かなりの長期投資の前提で、ひたすら割安な株式を探し、株式価値向上に資する提案を積極的に行っていく。こうした姿勢の上場株投資ファンドは、アクティビストファンドというより昔はリレーションシップファンドとか呼ばれていました。こうしたファンドは結構存在していて、王道の機関投資家からの資金もたくさん預かっていると聞きます。
株主提案にとどまらず訴訟も積極的に駆使するようになるとまた色々な見方が出てくると思いますが。
私のやっているPEファンドは原則として未上場株式に投資しますが、これは原則として経営権(議決権の過半)を取得します。すなわち、会社全般の責任を負い、リスクも丸抱えするので、強くコミットする必要がありますが、株主・経営者等の各ステークホルダーが同じ方向感でものごとを理解しやすくなります。
その代わり、保有株式を市場で売れない(流動性が低い)といった別のリスクもあります。
その点、上場株式への投資ファンドは、大口株主になるとはいえ経営権までは持たないのが一般で、たくさんの少数株主の違う見方や意見をどのように経営に反映していくかという難しい問題が(経営者には)生じます。株主も売ろうと思えば比較的容易に売却できるので、どうしても経営に対するコミットメントは低くなりがちということもあります。
どちらが良いかという話ではなく、運用方法の違いであり、投資家の求めるものが違うということですね。
注目のコメント
今井さんは、数年前に、電機や半導体のことを教えてくれということで、理科大MOTの研究室にきていただき、レクチャーした、もちろん、私の持論は理解は頂いたし、イケメンの好感が持てる若者だった。その後、別途、半導体業界の方を紹介がてら、食事した。この時の経験から、話せばわかる方かなと思った。村上ファンドとは付き合いはなかったが、村上氏は、はるか昔、駿台予備校の中山寮で、一緒だったので、一度くらい、接触したことはあったが、友人になるような感じではなかった。その後、当時、いい意味で脚光を浴びていた頃、経産省の知り合いから、紹介しようかと言われたが、違和感があったので、断った。記事では、今井さんの親が経産省だと初めて知ったが、もしかして、今井補佐官なら、色々、妄想は広がる。その今井さんとは、やや顔が違うような気もする。今井補佐官は全くお会いしたことはないが、叔父の元、新日鉄の今井社長は、アナリスト時代に半導体部門の経営を巡ってプレゼンをしたことがある。それが影響か不明だが、プレゼンの数日後に、半導体から撤退、館山を売ることが発表され、お世話になっていた半導体部門のトップから文句を言われた。なお、コメントされているカタリスト投資顧問の小野塚さんは、いま、理科大MOTの学生でもある。いろいろ、因縁が続く。
エフィッシモについて、直接お会いしたことはないが、村上ファンド出身ではあるものの、その劇場型によるデメリットをアンチテーゼとして粛々とポリシーをもってやっているという印象。だから出身というだけで「村上ファンド」といったラベリングで捉えると、実態とは全く違うと思う。
ここ数年のグロース優位相場のなかで、投資先などを見ているとパフォーマンスはどうだったのだろう?
『ペンシルベニア州の公立学校職員年金基金が18年5月に開示した資料によると、06年から18年までのエフィッシモの実質利回りは平均年12.9%で、日本株の指標の一つであるMSCIジャパンインデックス(同2%)を大きく上回る。』