• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

ベラルーシの反政権派、空港で拘束される 搭乗機が緊急着陸後

23
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

選択しているユーザー

  • 国内航空会社 気象予報士

    国際民間航空条約では、締結国には民間航空機への着陸要求権はあるという立場です。第9条では締結国により公共の安全などといった特別な状況下において飛行を一時的に制限したり禁止したりすることもできるという立場をとっていますが、仮にそうした状況では航空機の国籍等を問わずに実施しなければならないとも定めています(たとえば米国同時多発テロの際には、これが適用されすべての民間航空機が最寄りの空港に着陸させられました)。
    今回のベラルーシの主張だけであれば、機体がテロに遭うという情報を入手したので直ちに安全に着陸できるよう誘導したということになりますが、それではなぜ戦闘機が上がってきたのかが説明できません。戦闘機による民間航空機のエスコートは要撃と呼ばれ、基本的には撃ち落されたくなかったら言うことを聞きなさいという強いメッセージとして解釈されるものだからです。その後着陸してもテロの形跡は見つからず、なぜか乗客一人の身柄が拘束されているという状況ですので、国際民間航空条約で締結国に許されている行動の範囲を超えているとして各国から非難の対象となっています。
    独裁政権もここまでくればあっぱれ、よくこの機体に反乱分子が乗っていると情報を得たものだと思いましたが、こういうことをされると航空会社としては何かのはずみで強制着陸させられないようにベラルーシを迂回せざるを得ません。ベラルーシとしても上空通過料収入が激減することになり、それはそれで稼ぎどころを失うことになります。もっともコロナで貨物機ばかりとなっており、どうせ一緒ということなのかも知れません。日本からでも、ドイツやポーランドへ直行する場合にはふつうベラルーシの上を通過しているため、こうした路線を運航している航空会社は難しい判断を迫られることになります。


注目のコメント

アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか