“外国人と食事しないように”感染予防啓発文書に保健所が記載
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この時代にこういう文章が、しかも外国人の方々に多くの労働を支えてもらっている地方自治体から出ること自体、驚きを超えて、同じ日本人として恥ずかしいことでしかしかありません。このような文章を書いた方や承認された方に、「あなたが海外に出た際に、同じように言われたらどう思いますか?」と素直に問いたいです。
日本には約21万人のブラジル人の方々が住んでおり、その多くの方々は日本の製造業で働かれています。1990年の入管法改定後、多くのブラジルの方々が出稼ぎのために日本へ来られましたが、昨今では定住化も進み、日本経済を支えるパートナーでもあります。またたとえブラジルへ帰国を余儀なくされた方々でも、本国へ戻ってから日本の住みやすさや素晴らしさなどを一体験者として周囲の人々に伝えてくれることで、それらが伝播し日本という国のイメージアップや親日家を生むことにつながっています。誰でも簡単にインスタントにアクセスできるデータや統計では決して測れない生の声、経験談だからこそ人々の心に響くわけです。
そのように長い時間を培って築き上げられてきた関係が、このような全く心ない一言によって簡単に壊されてしまう可能性があるということを十分に理解して頂きたいです。非常に残念ですね。差別を助長する、というか、すでに言われなき差別表現です。日本には既に300万人の在留外国人がおり、人口減少社会日本で労働生産を担っています。国としては今後も拡大したい方針で、現在、2%程度のシェアですが、2065年には12%を越える予測も出しています。外国人の力が必要な日本ですが、外国人にとっては、特別に給料が高いわけでもない国になりつつあり、今後はアジアで人材獲得合戦になるでしょう。外国人にとっての日本の良さは、社会インフラ、安心安全などの住みやすさ、物価の安さや食べ物はプラスはあると思いますが、日本語の独特さや、閉鎖的で偏見の強い社会はマイナスポイントだと思います。
当たり前ですがウイルスには人種も国境も関係ありません。ウイルスにとっては、何人であっても、単に、『宿主』です。
このような文書、何人か目を通したと思うのに、平気で流してしまう、その感覚がやばいなと思います。「海外往来がある人」ならまだ分かりますけれども、単に「外国人と食事しないように」と表現したのであればそれは残念ですね。
コロナが始まってから一度も母国に帰れず日本で頑張っている外国人がとても多いです。寂しい中でも日本で夢を持って生活している外国人も日本社会の構成員の一人ひとりです。