「アップリンク渋谷」閉館 コロナ禍影響 ミニシアターの代表格
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注目のコメント
多くのミニシアターが上映を続けていると書かれているが当然だと思う。コンサートも前回自粛して、再開してもお客様が本当に戻らない。やっとちょっとずつ戻ってきているが、赤字。でもやめたらまた再開直後のゼロ状態になるからやめられない。そうしているうちにこうやって潰れてしまうところも次々出てくるだろうな。
全てを守ればいいわけではない。でも文化って細かいところにもいいものがあるものでしょう?大きなところはダメになるならそれはそれでいいはずだと思う。十分守られてきてるから大きくなったんだし、新陳代謝の観点からも。でも評判のよい小さなところはおもねずにやっているところが多いし、結果妥協もしてないからそういう保護もない。そういうここは残ってほしいんだけどなぁ。文化の裾野が枯れちゃうのだがと心配になる。
助成がなぜどういうところに必要なのかは、中身に踏み込んだ判断が果断にできる体制って作れないものなのだろうか?目的と手段が合ってるか?それが文化の発展にどう寄与するのか?経営体制は充分にリーンか?
継続的な支援も重要だけど、今までやっているからとか、そういうことではない本質的な判断が出来る体制は出来ないのかなぁと考えてしまう。会員です。3.11の震災後にドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』を見たのが最初です。
https://www.uplink.co.jp/100000/
当時、私は「報道特集」担当でしたが、同じ土曜日放送の「王様のブランチ」の映画コーナーに売り込みに来ていたプロデューサーの方から、この映画を紹介してもらいました。その時「渋谷の小さな映画館に連日行列ができているんです」と仰っていたことを記憶しています。当時は今よりも小さな、20人も入ると満席の部屋がいくつかあり、座席はラグチェアーやソファーだったり色々。スクリーンと作品が身近に感じられました。
以来、ここで『ゆきゆきて神軍』の再上映、原監督トークショーも行きました。この時チケットがなかなか取れず、朝から並びました。最近はニューヨークを拠点にする山崎エマ監督が、アメリカ人の撮影クルーと横浜隼人高校と花巻東高校の野球部を長期取材したドキュメンタリー映画『甲子園 フィールド・オブ・ドリームス』も、ここで見ました。
近年は、吉祥寺PARCOの地下にも「UPLINK吉祥寺」ができました。こちらは継続です。早くコロナ禍が明けてほしい、そう願うばかりです。不要不急という言葉がよくなかったと思う。不要不急なものは補助の対象外、というイメージがなんとなく一般に根付いてしまった。文化芸術枠も対象に入れないと、さらに被害が広がってしまいます。文化は一度失われると簡単には戻せません。