【業界激震】ターゲティングの大転換。これは、マーケターの危機か、チャンスか
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選択しているユーザー
結局のところ、ファーストパーティデータを持ってるプレイヤーのWeb広告は引き続き広告主に選ばれるのだろうと言う印象を受ける内容。
後はその、そのファーストパーティデータをどう使うかで、
活用の仕方はアメリカだとかなり進化してる印象。
例えば、アメリカやインドでTikTokが使用禁止になった時に話題になったTikTok対抗SNSアプリ「Triller」
SNSといっても、Netflixのような有料コンテンツ配信も行なっている。まだ日本では見られないサービス。
ペプシやマクドナルドみたいな大手顧客とパートナーシップ契約を組むインフルエンサーマーケティングに振り切ってて、ユーザーも顕著に伸びてるみたい。
SNS的な要素があるにも関わらず、サービス内に掲載するディスプレイ広告収入はゼロだそう。
Facebookみたく、滞在時間とPV伸ばして、ディスプレイ広告の接触機会を増やすのではなく、
インフルエンサーが展開するマーケティング目的のコンテンツがどれだけ広まるかを重視している様です。
自社SNSアプリも自社SNS上のコンテンツを他社SNSに積極的にシェアさせる様にしているとか。
さらに面白いのが、Trillerの共同創業者がハリウッドの有名映画プロデューサーで、ハリウッド・ネットワークを活かしてセレブをインフルエンサーに起用したりしているみたい。さらに、エミネムとか一部のアーティストは株主としても取り込んでる。
一周回ってテレビみたいなアプローチだなと感じました。
国内で見ると、ビジネスモデルは別として、メディアの展開のしかたという意味ではAbemaTVと芸能人アカウントの多い印象のあるAbemaブログがあるサイバーエージェントさんとかとイメージが近い感じがします。
注目のコメント
EUのGDPR以降データの民主化の流れが強まり、サイトやアプリをまたぐ個人データの取得や追跡が厳しく制限されています。サードパーティCookie以前/以後でデジタルマーケティングやウェブ広告は大きく変わりそうです。デジマや広告に携わる人たちは、現状をどう捉えているのか。Facebook Japanの呼びかけのもと、電通デジタル、サイバーエージェント、エン・ジャパンというザ・当事者たちの鼎談をお届けします。
自分も広告に携わっているだけに関心も強く、非常にセンシティブな話題でもあります。バイアスはありますが、ターゲティングが目指すのはユーザーと情報をつなげる「マッチング」でもあり、透明化と合意のうえで個人データをうまく運用すれば、ユーザーがほしい情報を届け(逆にいえばいらない情報をフィルタリングし)、信頼関係を育むことができると思っています。そのためには、ビジネスの論理をいったん外し、ユーザーのことを考えながら嘘のない情報を差し出していくしかありません。結局は受け手としてのユーザーの判断や印象がすべてなので、ちゃんと意味のあるおもしろいコンテンツをつくるという真っ当なやり方しかないんですよね。
今回の鼎談では、広告運用者サイドが今の流れをユーザーとの信頼関係を業界全体でポジティブに再考するチャンスだと捉えていることに希望を感じました。鼎談でも触れられているように、ユーザーとのコミュニケーションはマーケターや広告担当者だけの問題ではなく、プロダクトやサービス、組織などビジネス全体の設計にかかわります。Cookieって何?という方にも読んでいただき、より広い職種の方にディスカッションの輪が広がるとうれしいです。プライバシーを加味した良質な顧客体験向上はわかりますが、
ターゲティング広告に頼ってきた中小のマーケターは本当に危機に面している所も多いと思います。
今まではそこでの利益を守りたくてどこも動かなかったのが、本当に見捨てられた今、どう乗り越えるかが変化の時。
色々な所で大打撃を受けている中、減っている分、どこで代替しているのか気になります。