世界初 iPS創薬で発見のALS治療薬候補 有効性を確認
産経ニュース
144Picks
コメント
注目のコメント
iPSの応用として、細胞治療よりも早く出口が期待できるのは、薬理試験であり、それを利用したiPS創薬は、今後が期待される分野です。iPS細胞の臨床応用での問題点として癌化があげられますが、薬理試験では、細胞を患者に戻すわけではありませんので、癌化の危険はありません。今回のニュースでは、iPSから分化誘導した細胞で、既存の(別の疾患に対する)医薬品からALSに有効性がありそうなものを選抜し、それを実際の患者に投与して有効性が示されたというものです、これは、ヒトへの投与のレベルで示されているということで、細胞やモデル動物での実験レベルでの有効性とは、全く違います。iPS創薬は、細胞治療よりも、もっと話題になってよいと思います。
iPS細胞を使って治療をするのではなく、iPS細胞の変身性(というのが正しいのか)を使って問題のある細胞を再現し、薬の有効性を示すという発想はまさに天才ではないかと思います。こういった発想の転換はいい勉強になります。ありがとうございます。
ALS治療薬が早くできることを願っております。