西洋への憧れは過去のもの? ブランド信仰と植民地主義の幻影
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西洋文化の権威の失墜と、新しいラグジュアリーの勃興は密接な関係があります。近年、立て続けに起きる「文化の盗用」炎上問題も。ポストコロニアリズムの比喩を使い、前半を書いてみました。
後半は安西洋之さんが、ブルックスブラザーズと奴隷制の関係の話にも触れながら、書いています。胴長短足の黄色人種がスーツ着ても似合わない。
似合わないから白人に対し劣等感を感じる。
そもそもスーツを着る必要がない。
相手が圧倒的に有利な土俵に立つ必要がない。
ようやく、呪縛から解放される時代が来るのか?
だったら、これからの時代の金持ちのマウント要素は、自国の文化育成になってくる。どんな文化を育てているのか、誰を育てているのかを自慢する時代になる。国内に金が回るようになるし、いい時代になりそう。面白かったです。
ブルックスブラザーズの生地の件は、ファーストリテイリングの新疆綿と重ね合わせて読みました。
あとここも↓
「そのように「独立した植民地」側がそれぞれに覚醒しているのに、宗主国側がいまだに「ラグジュアリーの本場はこちら側だ」という態度や意識を変えないところに、昨今の「文化の盗用」問題の根もあるのではないかと思います」