LINE「ふるふる」機能 特許侵害1400万円余の賠償命令 東京地裁
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○ポイント
*LINEのふるふる機能について、京都市のIT企業「フューチャーアイ」は、社長が発明し会社が持っている特許を侵害されたとして、LINEに対して賠償を求めた
*LINEは「簡単に発明できるもので、特許は無効にすべきだ」と主張たが、19日の判決で東京地方裁判所の佐藤達文裁判長は「振動などでユーザーのスマホどうしが近くにあると表示された時点で、互いのIDが交換される。発明が簡単だとは認められない」と指摘。LINEに対し1400万円余りの賠償を命じた。
*LINEは去年5月に「ふるふる」のサービスをやめている。
○コメント
シビアだなーーーーーーー
前も似たようなのがあったよね。アスタリスク社がRFIDタグを読み取るタイプのレジに関する特許侵害で訴訟して、被告のファーストリテイリングが文句言うみたいなやつ。
今調べたら結局どうなったのかよく分からんかったがまだ紛争中?
誰でも思いつくような内容なんだから特許なんか無効にしろ!という反論は、乱暴な印象はあるものの気持ちは分かる。パクりパクられ以前の問題で真実は突き止められないと思うし。
さらに言うと、LINEからすれば1400万払おうが屁でもないだろうし、ユーザは気にも留めないし、このフューなんとかって会社も1400万払われたからと言って従業員が一生遊んで暮らせるわけでもない。
どっちにどう転んでもすごく不毛だ。
注目のコメント
「対象となったサービスはすでに終了しているとともに、原告側との間で和解が成立しているため、本件はすでに平和的に解決している」だったら、なぜ訴訟が取り下げられなかったのかが疑問ですね。
他にも書かれている方がいますが、この1400万円という金額も微妙過ぎます。原告にとっては弁護士費用も出ないでしょうし、被告のLINEにとっては金額的には痛くも痒くもないが、特許侵害の訴訟に負けたという不名誉だけが残るわけです。誰も幸せになりません。
こんな特許訴訟ばかりだから、日本で特許訴訟を起こそうという機運は全く盛り上がらず、日本での特許出願自体が(世界のトレンドと逆行して)減り続けていくのです。
判決というのは司法からのメッセージでもあるのですが、明確に特許を重視するプロパテントでもなく、軽視するアンチパテントでもない、どっちつかずのメッセージになっていて、結果的に「知財なんて意味がない」という声が大きくなるわけです(そこまで言い切るのは海外ではオープンソース原理主義者などに限られます)。またですか...。
ソフトウェア特許ってマジで要るんですか...?
こんな感じで、え?!って物が特許化されててめちゃくちゃたくさんの人が踏んでて、発覚したら機能制限で、最終的にはユーザが不便を強いられるだけなんですよ...。
特許の内容ちゃんと読んでないですが、ジャイロセンサーからのデータを取ってgpsとかbtとかと紐づけて何かしちゃダメって事?
--追記--
これのどこに特許性があるのか全く謎。RFIDの読み取りBoxの形状とか、レーダーに反応しない機体の形状とか、磁気ディスク装置への新しい記録技法とかなら話わかるんですが。
センサーデータをサーバに送るとかgpsデータをサーバに送って位置情報共有とか全然普通な事なのに、そこでアカウント情報交換したら特許って特許認定のレベルが低すぎやしませんかね...。位置情報共有って相手が誰かわかってるって事は当たり前ですがアカウント情報は位置データに付けて送ってるんですよ?
そりゃ申請された時点で反論して無効になるようにすべきなんだと思いますが、こういうレベルの特許が大量に出されてる状態でいちいち1つ1つチェックしてまわるような時間とボランティア精神に溢れた人とかいないでしょ...。
--追記--
特許情報から申請した会社は何を作ってる会社なんだろう?と思ってググってたら経営者らしき方のtwitter見つけたのですが、あー...そういう会社なのねという感じでした。
これはLINEに負けてほしくないんですが、もう争わないのかな?LINEからすると少額なんでしょうが、こういう機能が作れない・使えないという状態にしておいて欲しくないです。そういえばそんなのありましたね。すっかりQRで読み取るようになってました。そんなことよりも格安SIMだと友達追加できないキャリアがいるというほうが、ショックだったのを覚えています。特許侵害ですか。。中国ではwechatでふるふるすると、近辺ではなく世界中で同タイミングに振ってる人が表示されるというのが昔からありましたが、そっちのほうがダイナミックでおもしろいですけどね。しかも日本より前からあったような。。