部下の能力をどんどん引き出せる「デキるリーダー」が、いつも当たり前にやっていること
コメント
注目のコメント
比較的自我機能の高い方によく用いられる洞察志向のサイコセラピー(心理カウンセリング)においても、セラピストからクライアントに対する「問いかけ」が中心で、セラピストがクライアントに対して具体的なアドバイスをしたり、「問い」に対する「正解」を提示することはまずありません。こうした対話を繰り返すことで、クライアントの本当の自分とは何かを見出し、そのポテンシャルを最大限に引き出すことを目標とします。同様のアプローチは治療の場においてだけでなく、組織における部下の教育にも有効であると、常日頃大学病院で研修医を指導していて実感します。
優秀で結果を出している人が昇進され、ある日突然上司という立場になりますが、元々は個人のパフォーマンスが優秀だった方ですので、多くの解決法はわかっています。そんな中、部下から答を引き出す「コーチング型」の上司の振る舞いは、なかなか出来ないものです。
しかし、その壁を乗り越えていかないと、上司としてのスキルは身につかないものです。大切なことは、部下にいかに責任感を持たせ、モチベーションを上げるかですね。
どんな立場にいても、上司が思っている以上に答を部下は持っています。それをいかに引き出すか、コーチング型が重要ですね。簡単に言えば、「気遣い」の差でしょう。
例えば、部下Kに全体の仕事のキーとなる仕事を任せたけど周知されずに部下Kが勝手に進めていると周りの社員に思われたときの部下Kの気持ちを考えてもらえばわかる。
本当だったらその上司、管理職がひと言、「今、こういう状況でKにコレをやってもらっていますので……」というセルフトークが重要。
これは、部下Kのモチベーションアップと上司、管理職が無関心ではないことを自然にアピールする証拠になる。