JR九州、新幹線で荷物を搬送 博多―鹿児島、駅受け付け
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東北新幹線だけでなく、九州新幹線でも貨客混載の動きがみられています。当日配送貨物ですので、運賃負担力の大きい貨物に限られる気がしますが、どういうところに勝算があるのか、注目したいと思っています。
JR九州のプレスリリースはこちら。
https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2021/05/10/210510_sagawa_jrkyushu.pdfコロナ禍でも「移動」という社会インフラを支え続ける交通事業者の皆さまに頭が下がります、本当に頑張って欲しい。けど、新幹線が高度に完結したシステムであるが故、他の用途への転用は簡単にはいかないでしょう。
貨客混載は、一見単純に高効率を実現できる施策に思えますが、先行したバスの事例でさえ、あまり普及していない状況です。数年前に話題になったヤマトとみちのりグループの取り組み↓は、専用車両を開発するなど、システムにまで踏み込んで貨客混載を実現したものでしたが、十分にスケールしているとは言い難い。
https://www.g-mark.org/award/describe/42612
新幹線の場合には、車両に手を入れるのはバス以上にハードルが高いでしょうから、物理的な制約条件の中で用途・ターゲット顧客・ビジネスモデル(価格設定等)などを見出すのは相当に困難かと思います。が、何とか新たな市場を創り出して欲しいものです。心から応援してます。貨客混載輸送は、新幹線の空きスペースを有効活用することで、
CO2を削減し、SDGsに寄与する取組みです。
これまで、運送事業は旅客と貨物を二分する規制がありました。
そのため、旅客列車に空きがあったとしても、荷物を運ぶことができませんでした。
ところが、物流業界の慢性的なドライバー不足を受け、
2017年9月、その規制は緩和されました。
貨物車の往復が少なくなれば、CO2は少し削減されます。
SDGsに向け、小さなことからコツコツとする姿勢を応援したい。