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五輪に経済効果はもともとない。衝撃の英名門大論文

毎日新聞
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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    オリンピック前後の成長率を眺めると、新興国は開催直後に大きく落ち込むが先進国は多少成長率が高まって遠からず普通に戻っているように感じます。押しなべて見ると、インフラの建設投資とオリンピック期間中の消費でオリンピック前と開催中は盛り上がるけど、一国の経済を中長期的に押し上げる力は無さそうで、元の論文を読んではいませんが「五輪に経済効果はもともとない」というのはその限りにおいて同感です。無駄なインフラを慌てて作れば成長力が低下することもあり得ます。
    日本がまだ新興国だった1964年の東京オリンピックでは、GDPの3.1%の巨費を注ぎ込んで、東海道新幹線、首都高速、東京モノレール等のインフラ整備を一気に行いました。開催後、その反動で景気が急速に冷えました。オリンピックが無ければあのような激しい景気の波はなく、ゆっくりインフラを整えて安定した成長軌道を辿っていたでしょう。オリンピックの有無に拘らず中長期的な成長力は同じだったかも知れませんが、五輪の高揚感で国民に自信と活力が生まれたのは間違いないように思います。
    先進国の仲間入りを果たした日本が停滞感を強める中で行われる今回、オリンピックに直接間接に投じられる経費はGDPの0.8%程度に留まって、景気の浮揚力はコロナ禍がなくても高の知れたものでした。スタジアム等を除けば五輪に備えるインフラ投資は乏しく、開催期間中の消費も長続きするものではありません。オリンピックの招聘に成功した当時、多くの日本人が高揚感を持ったのは、経済とは別の要因であったような気がします。
    もともとカネで測れないことだけに、評価する人の価値観次第で開催の賛否が分かれそう。新型コロナに人類が打ち勝ったことを示す五輪と言われていますが、国民が行動を制約され貧しくなるいま、反発を感じる人は多いでしょう。その一方、3度目の非常事態宣言が広がる今ですら米欧に比して陽性者も死者も少ない我が国が中止して、来年の冬に中国が、日本はコロナに負けて止めたが中国はコロナに勝って世界のために開催したと報じたら、かなりの数の日本人が意気消沈することにならないか (・・?
    賛否は人それぞれでしょうけれど、かつてナチスや社会主義国がオリンピックを国威発揚の場に使ったのは論外としも、オリンピックを開催する意義は経済効果とは別のところにあるんじゃないのかな (・・?


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    ノンフィクション作家

    書きました!

    実はニュースピックスのコメント欄で、「君たち、オリンピック中止って経済のことをエビデンスもって考えたことあるのかね」的なコメントが非常に多かったのが、この記事のきっかけです。

    実際に、エビデンスを調べたオックスフォード大の調査論文を読んだ時の衝撃よ。

    オリンピックの都市が決まるのは7年~11年前。だから10年前から3年後までの開催国の経済成長率を、1960年以降夏季、冬季オリンピックを行った全ての都市でとってみた。

    すると、むしろ経済的にはオリンピックは悪影響だという結果だったのだ。

    当初予算をどれだけオーバーしかたという数字もどぎもを抜かれる。
    2016年のリオデジャネイロは州が経済非常事態宣言まで出して、なんとか開催したという。
    今度は経済だけでなく命がかかっているからね。


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    日本総合研究所 理事

    開催前のインフラ建設で成長率が押し上げられているので、開催後に成長率が低下したように見えるということではないでしょうか。それに、経済効果を測定するなら、毎年のGDP成長率ではなく、GDPの水準が最終的にどれだけ上下したかを見るべきではないでしょうか。


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