東大の女子学生「さらに増やしていく」 新総長が抱負
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東大は、ここ数年、女子学生の増加に強い問題意識を持っていて、色々と施策を打っている印象です。
米国の大学ではアドミッションオフィスが学生の構成まで意識して入学許可を出しているので、多様性やジェンダーにも配慮しやすいです。
純粋な競争試験の点数で決めている入試の場合、女子の申込者数を増やすしかないですが、女子生徒が東大を志望しない理由には、東大だけでなく、志望以前の進路指導や卒業後のキャリアも含めた実態も要因としてありそうです。
ちっちゃいと思いますが、遠くにいればありがたがるのに、身近にいると煙たがるような雰囲気は、女子生徒も敏感に感じているのではないでしょうか。そういう雰囲気が社会を閉塞させているように感じています。
注目のコメント
多様性を重視すべきなのは大学に限った話ではありません。多様な個性と背景、多彩な才能を持つ人が集まって議論し、異なるさまざまなアイデアを出し合うことが、より高いレベルのアウトプットへと繋がります。学問の高みを追求する、また、未知の課題の解決に積極的に貢献する人材を育てる大学において、学生を含む学内構成員の女性比率向上は重要なアジェンダの一つです。
性別だけでなく、年齢や出身国・地域、文化的背景、障害の有無等、広く多様性を尊重することが大事です。多様な構成員一人ひとりが活躍できるように支援体制の整備を進め、「Diversity&Inclusion」の考え方に基づく取り組みを実行していく所存です。例えばハーバード大学での男女比(今年の学部卒業生)は
・女性53%
・男性46.6%
・トランスジェンダー0.4%
とほぼ半々です。
東大は女性21%とのこと、難関大学での性別割合がこうも違うとなると、日本でのジェンダーランキングが下位なのも納得してしまいます。まだ4分の1にも満たない割合ですが、学校側も努力しているようなので期待したいです。
ちなみに2021卒のハーバード学部生のデータ(2017年入学時)が載った特集ページはこちら。ゲイの割合や家庭の収入などなかなか興味深いのでぜひ。卒業式の週(もうすぐですね)になると、彼らの卒業後の就職先などの特集記事もでますので併せて読むと面白いです。
https://features.thecrimson.com/2017/freshman-survey/makeup-narrative/