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【次世代】「生活の質を上げる」リング型ガジェットは買いか

NewsPicks編集部
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  • The University of Tokyo / UTokyo

    使い始めて半年くらいになります。普通の指輪みたいに、つけたまま手を洗えるしお風呂にも入れます。ですが着用するにあたり、まず気をつけたいのが、普通の指輪なんかよりもゴツいということです。友達や家族に言われたのが、「えらいゴツい指輪つけてんなぁ」でした。黒を買いましたが意外と光沢があり、かつ分厚いので目立ちます。光沢が嫌であればSTEALTHとかいう2万上乗せのやつを買う必要がありますがいずれにしても個人的には思ったほどはスタイリッシュではないのかもしれません。あくまで「健康器具としては」スタイリッシュという話で、「これ実は健康器具なんだよ」という会話がないと、ただゴツい指輪をつけた人として見られます。

    健康器具としての機能に関しては、カリフォルニア大学などの研究とコラボしていて比較的精度が高いとのことですが、割と自分の体感の体調とコンディションスコアに乖離がある時が週一くらいであります。
    特にこのデバイスは睡眠時間を重視する傾向がある気がしています。昼寝をし過ぎたり寝過ぎたりすると、浅い眠りが多くなって目覚めも悪く、体感の体調としてはあまり良くないのに、めちゃくちゃスコアが上がります。また、基本的に7時間は眠らないと、スコアが高くなりません。しかもその時間というのは、眠っている時間のことで、床についている時間ではありません。したがって入眠時間や途中覚醒の時間を含めると、8時間以上は床についていないと基本「調子が良いです」になりません。

    レム・浅眠・深眠・覚醒の四段階での睡眠傾向の計測や、寝ている時の動きの量などデータで出てきて、睡眠時間が短かったときも、意外と睡眠効率が高かったんだなーと思わされることもあり次の日の精神衛生上良い時もありますが、上記のように長く眠ることを推奨してくるため(というよりは自分の現在の睡眠時間が間違っているのかもしれない)やる事が多かったり忙しかったりして睡眠をあまり取らない人にとっては、「休んでください」と常に言われ続ける、プレッシャーのかかる器具でもあるかなと思います。

    購入の際は直接公式サイトで買うと、来るのは遅いですが安くなりますし、リングの大きさを決めるための指の大きさを測るキットが無料です。


  • NewsPicks Analytics and Data Lab インターン

    使い始めて、1年以上経過しましたが、間違いなく人生が変わりました。毎日の睡眠スコアなどが詳しく表示できるので、感覚でなく数値で、なにが自分の集中力や睡眠に影響を及ぼしているのかが明確になり、自分にとってのベストコンディションの出し方を知ることができました。研究により体にいい習慣というものが様々発表されていますが、自分にとっては無駄なものだったり、研究結果以上に結果がでるものなどが一年つけてわかってきました。Oura ringのスコアを信じすぎるのも良くはありませんが、常に自分の生活の質を上げるかを意識して行動できるようになったため、それだけでも十分なガジェットだと思います。自分の去年買ったガジェットランキング1位。


  • NewsPicks 編集委員(ニューヨーク支局)

    今日のぽっぽーモーニングは、Ouraという北欧生まれのめちゃおしゃれなヘルスケアリング。創業者には、2014年の冬、SLUSHというテックイベントが開かれるフィンランドで会いました。

    現地の有名な陶器ブランドである、イッタラのデザイナーが型をつくり、ノキアの元技術者がガジェットをつくるという、まさに北欧の粋がつまったプロダクトだったことを記憶しています。

    Ouraがどれくらいメジャーになるのかまだ分かりませんが、今後、10年間で確実に、ヘルスケア分野でこのデータセンサーは巨大なマーケットになると感じます。クルマに乗る時にシートベルトを付けるように、おかしな体のサインがないのかチェックするこのOuraも、健康のシートベルトになるかもしれません。


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