菅内閣不支持、急増47% 五輪中止を59%、共同調査
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共同通信の調査は独特な数字の動きをします。内閣支持率より、不支持率の変化の方が大きくなっている点に注目いただくとよいでしょう。
〈前回4月調査から11.2ポイント急増して47.3%となり、政権発足以降最も多かった。支持率41.1%を大きく上回った〉
追記 15~17日に実施された朝日新聞の世論調査の記事は以下の通りです。
内閣支持33%に急落 コロナ対応に不満 朝日世論調査:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASP5J6F5BP5FUZPS002.html
五輪「中止」43%、「再延期」40% 朝日世論調査:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASP5J6F6SP5FUZPS003.html
コロナ対応がやはり影響していると思います。この質問だと、五輪「開催」の選択肢は2つ、「中止」の選択肢は1つだが、それでも「中止」がその合計を大きく上回っている。これと同じような傾向はNHKなど他社の調査でも見られる(NHKは開催の選択肢は3つあった)。
今後感染状況の変化があればまた変わる可能性はあるが、開催2ヶ月前の今、無観客での開催も悲観的な世論に政権や都がどう対応していくのか注視したい。やはりこの状況では、与党にとって近々の総選挙は難しいですね。仮に五輪を「中止」でまとめても、ワクチン接種が進まない限り、経済の立ち上がりが遅れ、海外との格差が広がる一方です。
海外では、アメリカなどで本格化するワクチンツーリズムが、夏場に向けて経済回復に効力が出てくる可能性もあります。日本は、五輪が無観客になった時の意義、意味を、国民としてどう受け止めるべきか…改めて政府、東京都の説明が求められると思います。