東電、仮想発電所で電力調整 再生エネ普及後押し
日本経済新聞
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電力・エネルギーへ研究が進むシステムズアプローチは興味深い.電力ネットワークにおけるシステム技術,SoS(System of Systems)の実践.集中型から分散型電源システム,EVもそうだがVP,VPP,FPP(Federated Power Plant),P2P,シェアリング,電力取引.今後数十年でどのようなシステムズアプローチが適用され,近代化していくか.
自動車が100年に一度の大改革期なら,電力(エネルギー)もそう.いかに巨大なパワー発生源を作ってどれだけ太いパイプで送るかの時代から,多様性・分散・適応的なシステムの時代へ.分散型電源(DER)を普及させずにVPPというのは本末転倒のような。例えばマイクログリッドでDERの需給調整を旧電が行うような動きは殆ど無く、単に解列するかまだまだ先の話のP2P取引の実証くらいでしょう。
企業側の再エネ調達ニーズの高まりから今後DERも増えてくる兆候は有りますが、自己託送など企業内での送配電で十分。各種電力市場も制度設計含め、まだまだ課題が多い中でVPPを儲けられるようにというのは構想倒れに陥るでしょうね。
VPPの嚆矢ネクストクラウフトベルケと組んだ東芝やNECなどが、いかに旧電力を頼らない戦略を進められるかでは無いでしょうか。
追記
VPPなんてドイツの大学院生が思い付いたアイデア程度くらいに期待していた方が良いと思うんですよね。エネルギー効率的に、電源を分散しておいたものをアグリゲートすることほどバカバカしいものは無いです。
どちらかというと巨大蓄電池を用意してバッテリーシェアリングする方がよっぽど地域マイクログリッドに貢献すると思います。つまり電気の「ため池」。