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現在、新型コロナワクチンは、世界で14億回以上(米国で2億7100万回)が接種されています。

アストラゼネカワクチンで血栓のリスクに関て指摘されるようになりましたが、それだけ多くの方々に接種したからわかってきたことで、それも頻度はきわめて低いです。

日本で実施されているmRNAワクチンは、血栓のリスクが上昇したという報告はありません。
人間が不死ではないいじょう、接種回数が増えるほどこのような事例が増えるかもしれませんが…ワクチンとの因果関係はきわめて低いと思われます。

なお、日本で接種がはじまっているファイザー社ワクチンに関し、先行したイスラエルからの報告が5月5日のLancetに報告されています。

2 回目の接種から 7 日以上経過した時点で、
新型コロナの
・感染を91.5%
・入院を 97.2%
・重篤化もしくは重症化しての入院97.5%
・死亡を 96.7%

減らすことが報告されました。
▷Haas EJ, Lancet 2021; 397:1819-29.
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)00947-8/fulltext?dgcid=raven_jbs_etoc_email#.YJ6cDEGmd-U.twitter