インド “駐在員帰国” 約8割の日系企業に 急激な感染拡大続き
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インドは在留日本人は1万人程度ですが、これから問題になるのは、タイの在留日本人の帰国でしょう。タイは、実質10万人は日本人が住んでいます。サプライチェーンからいっても、インドよりも、日本企業への影響も大きくなります。
タイは、急増中ではありますが、今のところ毎日の新規感染確認は3千人程度、死者は30人程度です。ただ、都市部のスラムが多く、外国人労働者が500万人を超えるタイでは、実態の把握は非常に限られています。これから抑えられればいいですが、政治的混乱が起きて、医療が限界に達すれば、日本人は帰国を検討せざるをえないでしょう。タイの医療は、周辺国と比べて、比較的キャパシティが大きいとはいえますが。
マレーシアも、医療のリソースは限界に達しつつあるので、マレーシアに住む日本人2万人も、帰国の検討が視野に入ってくるでしょう。駐在員の多く住むハリヤナ州(グルガオン市)やデリー準州は既に1週間以上前にピークアウト、累計アクティブ感染者は減少しています。
日本のメディアだけの情報を見ている、インド=危険→退避
データを見て、それを自分なりの仮説で分析・検証して、結論を出して、そこに自分の思いやら気持ちを加えて判断すると少し変わるんじゃないかなと思います。
累計アクティブ感染者の正しい状況↓↓↓
デリー準州は、4/30の10.3万人→5/15は7.0万人 2週間で▲30%
ハリヤナ州は、5/9の11.7万人→5/15は9.6万人 1週間弱で▲20%
グルガオン市は、5/6の4.0万人→5/15は2.8万人 10日間で▲30%
とはいえ、まだまだ2020年の最大アクティブ感染者の4倍程度、これから2-3週間で1.5~2.0倍程度にまで下がると十分予測できます。
定性的にはもちろん深刻な状況には変わりないですし、私の周りでも感染・重症化している仲間がいるのも事実です。。。