ワクチン予約 “殺到しない”市の方法は
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政府が決めた優先順位と供給量に合わせて、自治体がオペレーションを最適化するしかない。都市部と地方で同じ方法でも逆効果だったりするので政府一律で押しつければよいものでもない。自治体が、年齢が高い方から優先順位をつけ、日時指定してしまって接種券を送るのはベストプラクティス。こうした好事例や教訓をシェアしながら接種を加速化するため、厚労省には都道府県からリエゾンと呼ばれる連絡役が出向しており、机を並べて日々奮闘しているとのこと。
注目のコメント
私の町では、以下の流れで予約は必要ありません。
75才以上、74から65歳、64歳から40歳、それ未満と四段階にまず仕切られています。
1.集団接種希望調査(するしないを郵送にて回答)
2.自治会および希望日、より細かい年齢区分、基礎疾患有無に合わせて地区ごとに接種券を郵送
3.接種会場に出向いて接種
上越市と同様に、電話予約などは必要ありません。
現在75歳以上の接種が行われていますが、初日以外目立った混乱もないとのことです。
高齢者は自治会単位で接種がなされ、町によるバス送迎もあります。
接種ルポが長崎新聞に掲載されました。
https://this.kiji.is/758502126985216000?c=174761113988793844
接種希望調査時に、『急な連絡での接種可能』とのチェック欄と緊急連絡先を書く項目があり、余ったワクチンへの対応も十分になされています。
【追記】
田井さんありがとうございます。
波佐見町では、1月から町と医師会、そして自治会代表者にてどうしたらワクチン接種がスムーズに行くか、重ねての協議がなされています。
もちろん、ワクチン接種は本来国の役目でしょうが、自治体にやり方は委ねられているので、なるべく早く対応できるように基礎自治体内で仕組みを作ることは、住民にとって有益ではないでしょうか。
ワクチン配布開始前に仕組みが出来上がっていたため、長崎県でも素早い接種状況となっています。なるほど良い方法。
ただ、これがやれる所とやれない所があると思います。
高齢者全員分を飲み込める接種会場の人数枠と、その分のワクチンの数、医療従事者の確保、全て揃わないと、この方法は取れませんよね。
対象者全員が予約できずに枠を締め切らざるを得ない自治体は、そもそもこの方法が取れないわけです。
自治体によりやり方が違ってるというのが果たしてどうなのか。
国民へのワクチン接種って「地方自治」の範疇なの?という気がします。
国が責任持ってやり方全部決めてくれれば、こんなに混乱しないのに。自治体規模などによりどこでも同じ方法がとれるわけではないですが、成功事例の共有はよいこと。
もちろん、失敗事例も、ただの批判ではなく建設的に検証することはとても有意義ですが。