33歳の「ドージコイン長者」が語る、新時代の投資哲学
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「ビビった金は、金にならない」を投資哲学と言われても、結果オーライのコメントとしか思えない。
相場が上がり続かない限りは、勝者は必ず敗者を伴う。
暗号資産は胴元が存在しない分、ギャンブルとは一線を画すとは思う。しかし、勝者のみをハイライトすることは、バズワードに乗っかった挙句に路頭に迷う犠牲者を生むことを理解すべきである。こういうYOLO(You Only Live Once)投資家の末路もしっかりと報道することが、社会に悪影響を広めないためのメディアの責務だと思います。
こういう人達は自己責任・自分のリスクで投資していると思っているかもしれませんが、ギャンブルに負けて生活に困窮した場合に、その保障をするのは税金であり公的機関です。つまり、彼らとしてはダウンサイドリスクが限定されている。
こういうモラルハザードを回避するために「政府は一切救済しない」という宣言をするべきだと思いますが、政治的には難しい。
P.S
念の為に追記しておくと、仮想通貨への投資自体を批判している訳ではありません。資産の5~10%程度をハイリスク投資に振り向けるスタイルには一定の合理性があると思います。この記事で取り上げているケースはそれとは異なります。NYTのポッドキャストでこの「ドージコイン長者」が自ら語るのを聞きました。
肉声を聞いて改めて思ったのは、彼をはじめゲームストップ「狂騒曲」に参加していた多くの若者らは、やっていることは結果的にギャンブルであっても、彼らを突き動かしているのはエスタブリッシュメントに対する怒りであるということ。
記事にも出てきますが、彼らからするといくら働いても格差が一段と広がりつつある現状では家をはじめ、「夢」がかなう見通しは立たない。
そこでいわばこれまでの金融市場そのものにすら不信感や怒りを当てていく。
それは以下の言葉に象徴されています。
「テレビに出てくる専門家たち、つまり、古い世代に属する古いお金の専門家は、他の人間が金持ちになりすぎないように、いたずらに僕らを脅して安全圏に留まらせようとしているんじゃないか。そう感じるんだ」
トランプ大統領を生んだ政治における怒りとも通じるものがあるように思えます。