政府主導の地銀再編に警戒感 青森銀、みちのく銀合併で他行反応
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「政府主導の地銀再編に警戒感」 (@@。
高度経済成長が終わって中成長の時代に移ったころですら過剰と言われた地銀が優勝劣敗で淘汰されることなく今に至った背景には、箸の上げ下ろしまで指導すると揶揄された旧大蔵省に端を発する護送船団行政の伝統があったはず。金融環境が変わって経営が厳しくなる以上、統廃合が進むのは避けられないところですが、民間の話にここでもまた金融庁が旗振り役になるのは如何なものか。
非効率な金融機関同士が主導権を曖昧にしたままくっついても大した効果は無いはずで、効率的で強い金融機関が弱いところを競争を経て淘汰吸収して規模を拡大してこそ日本の金融業の潜在力が増して行く。経営状態が悪化する中で多くの地銀さんが様子見を決め込むことが出来るのは、規制と保護で守られて来た伝統があるからじゃないのかな・・・ 自由な資本主義を放棄して中国式の国家資本主義を目指すわけでもあるまいに、金融業界に限らずこうしたことが官庁主導で進む日本の慣行に違和感を覚えないでもありません。(・・;そろそろ「地銀がなくなったら、何か困ることはあるのか?」という思考実験をしていい頃合いではないか。大半のサービスは代替できそうだ。もっとも、遠からずメガバンクの3番手以下にも同様の思考実験が必要になりそうだ。