五輪開催「自殺行為」と楽天社長 米テレビのインタビューで
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注目のコメント
CNN観てたら、"suicide mission"とおっしゃてて、ちょっとびっくりしました。ここ最近本当に、主要海外メディアで、日本が取り上げられることが多くなっていますね。基本的に「日本の感染と医療逼迫状況、そして、ワクチン接種を完了が人口のたった1%、この状況で五輪を開催できるのか?」というトーンです
ワクチン接種者はマスク無しでOK、という米国CDCの指針が出たような状況
で、ニュースを見た海外の友人から「日本はどうしちゃったの?」という質問が来ます。祖国の落日を感じて悲しくなりますが、自国を客観的に相対的に見ることが必要です
欧米と比較するとずっと少ないですが、彼らが感染を減らしてきている中で、日本は減らせていない、そして、東アジア・オセアニアの先進国の中では、ずっと最悪の状況。最近の国際社会の空気の変化を感じ取る必要があります。「安全安心」かどうかは、自分ではなく、ファクトを基に、他者が判断するものです
「やってみたら、感染者も出なくて、盛り上がって、やってよかったじゃん!となるかもしれない」ということに期待する向きもありますが、けれど「国家の危機管理」というのは、常に最悪の事態を想定して、準備をしないといけないはずです。その意味からすると、現状はかなり厳しいでしょう
・国内外の感染拡大への懸念
選手1.5万人と関係者9万人が、世界中から来て、国内でもスタッフやボランティアなど、大量の人員が動員されます。バブル方式で選手等を外に出さないと言っても、接する国内の人員は、ほぼワクチン未接種です。検査には必ず偽陰性もあります
・国内の医療体制等への負荷
五輪「開催都市契約」24条では、選手だけでなく、チーム、メディア、スポンサー、IOC、各国の組織委員会等、全員に、適切な医療を無料で提供する義務があります。来る人だけでも約10万人。もしそこで、コロナのクラスターでも発生したら、どうなるでしょう。国内の入院待機者よりも五輪参加者を優先させる命の選別を行うのでしょうか?
こうした懸念に対して、理念ではなく、ファクトで応える(これだけの数の十分な病床を確保しているから大丈夫、等)ことが求められてますが、今の医療逼迫の中では、示しようがありません
中止に向けたシュミレーションを行ってはいる、とも聞きますが、最終的にどうなるでしょうか・・。まあ三木谷さんはこういう事象に関しては超安全側に振った動きをされるらしいので。冷静になって考えれば海外から観客こないのにそんなに感染リスクが上がるとは思えないんですけど何か嫌なんですかね?
「自殺行為」のくだりは少しジョークめかして発言していますが、終始強い危機感を示しているのは確かです。
CNNインタビュー動画:
https://edition.cnn.com/2021/05/14/business/rakuten-tokyo-olympics-intl-hnk/index.html