電動キックスクーターで「移動手段」どう変わるか
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これに関しては、もう3年も前に書いたこのコラム内容がいまだにそのまま当てはまるのであえてリンクを貼るだけのコメントで。
しかし思ったより変化は遅いし、予想通りに固定拠点ベースのすまし汁しか入ってこないなぁと言う印象。Luupとか頑張ってると思うし、日本ならではのいろんな街の隙間を使ったできるだけオープンなシステムに近づける試みは評価したいと思うけれど、ポイントはハードではなくて流動的離散的なソフトとその社会実装の方なのに。
http://www.archifuture-web.jp/magazine/329.html繰り返しになりますが日本はヘルメットを目の敵にし過ぎ。シェア事業はともかく記事のような個人所用での利用の場合はキックボードと一緒にヘルメットを持ち運んだり保管できるため普及の障壁とは本来ならない。フランスではヘルメットは規制上は推奨ですが実際としては個人所用のキックボードに乗っている人は殆ど着用しています。
書かれているメリットデメリットは記事に書かれている通りで、折り畳めば自宅やオフィスに持ち込めるため駐輪スペースが不要という点は大きい。ただ畳んでも満員電車に突撃出来るほどは小さくないので、通勤通学での利用であればそれ専用の駐輪スペースなりロッカーが駅周辺に必要になるはずです。
また記事でも指摘されているように、小径タイヤ故に幹線道路脇など荒れた路面では自転車以上に不安定です。これにちゃんと対応せずに免許不要とすると自転車以上に歩道に乗り込んでくる可能性は高いでしょう。
また記事の最後に書かれている様な「あくまでチョイノリのためのモビリティ」に本当に社会的意義はあるのか。自家用車等の置き換えではなく近所の移動での利用が専らなのであれば、そのような健常者の徒歩移動をキックボードに置き換えたところで非エコかつ不健康で、規制改正してまでホントに日本に必要かは疑問があります。日本市場での電動キックボードの最大の問題は「免許がいる乗り物」と定義づけたことだと思っています。
本当に移動手段の革命を考えるのであれば「電動アシスト自転車」のポジションを取りに行くために免許なしで乗れる環境の整備をするべきだったと思います。
自分自身もそれを目指し以前、活動をしていましたが日本国内におけるハードルの高さは非常に大きいものだと感じました。
新しい技術に理解の少ない国会議員の説得や現行法の改正がほぼ不可能であることを考えると必死に解釈で逃げ道を探すしかない結果、LUUPのように「小型特殊自動車」扱いにするしかなかったのは充分に理解できます。
理想は親子でキックボードを乗りながら、街を移動する姿や高校生が通学で自転車替わりに使用する姿を見たかった。