MSC、メガコン11隻用船へ。LNG焚き。船腹量トップ確実に
日本海事新聞 電子版
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コンテナ船業界では船腹量でシェアを測ります(※).シェアで長らくトップだったのはデンマークのマースクでした.2位がスイス(もともとイタリア系)のMSCです.マースクとアライアンスを組んでいる会社ですが,クルーズもあるのでそちらの方が有名かもしれません.
同社は非上場でわからないことも多い会社ながら,1990年代以降M&Aなしで急速に拡大してきました.トップクラスのコンテナ船社はマースクを含め,M&Aを繰り返していますので,それだけでも珍しいです.同社に対しては,船舶の売買がうまい,という印象を持っています(海運会社にとって船舶の売買は経営上重要です).
さて,同社はコロナ禍の2020年以降も中古・新造両船で旺盛な船体整備を進めており,マースクを抜くのはすでに確実な情勢となっていました.一方,現在のマースクは物流会社のM&Aや体制整備に力を入れている傾向があります.現在もまだ市況は過去最高を繰り返す状況になっていますが,今後どうなるかわからないながら,どちらの判断が吉と出るのか…
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