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今日は朝から私事で心煩わされていたのだが、それを吹き飛ばすようなビッグニュース。最近は、出版からは離れていないけれど、いわゆる「業界」からは離れているので、私だけが知らなかったのかと親しい社長たちに慌てて問い合わせたけれど、当該社の方々以外は皆さん、驚かされているようで。

直取引で業界に変革をとか言って名をなしたDiscoverの元社長としておそらくは、プロピッカーの中では一番本件に詳しいであろうことから、詳細をコメントしなければならないのだろうが、出版業界の背景については詳しすぎて何から話してよいのやら、という点と、本件についてはさほど情報を持っているわけではない、という面が有る。

驚いたのは、トーハン、日販の大株主であり、社長が社外役員とかも務める講談社や小学館が作るという点。なぜ丸紅かというと、用紙の商社としての付き合いから、長年の懸案事項であった本へのICタグ付けとそれの運用の問題で、講談社や小学館がコミックを中心に、ICタグを丸紅に発注しての独自運用流通に踏み切りざるを得なくなったということのようだ。

Discoverが直取引をやることの大きな強みは、どの書店に何を何冊入れて、それが何冊売れて、何冊返品になって、今何冊店頭にあるかを各店ごとに把握できることにあった。それを元に補充や次の配本数の提案ができた。逆にいうと、取次を通すと、それらが全くわからなかった。ポスデータ普及後も、どこから返ってきたのか、返品の詳細は掴めなかった。

このICタグ問題は10年以上前からあり専用の倉庫を日販が作ったとか作らないとか言われつつも、相も変わらずものすごく人出と時間をかけて、数の把握が行われ、その数字は活用されてこなかった。

今回もデータが得られることとその営業的運用は別なので、直ちに適正納品、売り上げの機会損失が減るのかどうか、特に書籍についてはまだわからない。しかし、著しく遅れていたこの業界にDXがようやく起こり、今や時代遅れの産物となった流通体制に大きな変革が起こるのは望ましいことだ。

いずれ、そういう時代がやってくることは、Discover時代、喜ばしいことであると同時に恐れでもあった。直取引という強みがコモディティ化する中で、コンテンツプロデューサー、プロバイダーとしての真価が問われるようになるからだ。
紙が良いかは少し置いといて、toCビジネスは全てがダイレクトに寄っていくだろうから、直販をもっと頑張れば良いのにね。値引きできないのであれば直販ならポイントで一番安く買えるとかね
ゴルフ雑誌時代にビックリしましたが、出版社と取り次の配本打ち合わせは本当凄い。出版社側はもの凄くザックリとしかフィードバックがないので大手3社が参入する気持ちはわかります。儲けたいというより最適化したいが、今の取次ではとても新しいことに取り組んでくれる気がしないのでしょう
うーん、いまさらそれだけの資本投下すべきものなのだろうか?
結局は在庫管理と物流の最適化というテーマなんだろうから、いっそのことAmazonとか楽天がB2Bの取次業務やれば一番効率良いのでは?と思ったりしました。
トーハン、日販は出版取次本業の赤字は4年連続です。取次3位の楽天ブックネットワークは債務超過になりました。トーハン、日販の大株主である大手出版社が取次の販売ルートの将来性に大いなる懸念を持って自衛策に出たと言う事でしょう。

講談社の発表
https://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/2021/20210514_PressRelease.pdf?fbclid=IwAR2MLIJOnKvd5Xtjn0YG2AnZtzakGvgpMLcwvvbQS8lzM4MqPvLV7Mv8gPA
残存者利益がそれなりに残ると考えてるのでしょうね
漫画本の好調を背景に取次が支配する雑誌、書籍流通に変革をもたらす動きですね。
今の仕組みだと売れない本屋さんにも配本しなければならず中小零細企業が圧倒的に多い出版社にとっては負担が大きいです。
再販制度、定価販売が崩れていくきっかけとなるか。
デジタルが紙の売上を上回る形勢の転換タイミングで、長年の複占の流通に対し大手3社がDX攻勢。大きいニュースです。
2000年当時、書店バイトしていた時、大手取次の鈴木書店の破綻を目の当たりした時、(文字数)
講談社、集英社、小学館の三社による、いわば配本流通の最適化。取次会社が担う現在は約4割が売れずに返品されているという問題。新会社では販売データなどに基づく需要予測で各書店の客層に合った書籍を届けていくということで、4割がどのくらいまで減少するのか、とても興味があります。