北海道全体で712人、札幌市だけで499人…最多を更新、石狩・小樽・旭川「まん延防止」へ
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菅政権が絶望的だと思うのは、結果が分かり切っている誤った手を打ち続け、予想通りに失敗を繰り返していることだ。
東京と関西3府県だけに緊急事態宣言を出し、人の移動を制限しなければ、緊急事態宣言下の都市から地方に人が移動してコロナ感染地域が全国に拡大することは目に見えていたではないか。
昨秋には、まだ収束していない状態なのに、巨額の予算を使ってわざわざ人の移動を促すGo Toキャンペーンなる陳腐な政策を打ち、予想通りに感染を拡大したばかりだ。
ワクチンが問題解決の切り札だということも前々から自明だったのに、それを軽視してあろうことか人の移動を促進する政策を優先し、厚労省に脇の甘い交渉を許した結果、予想通りワクチン接種後進国になった。
コロナ対策ならば短期間に徹底した対策を打たねばならない。本来あるべき姿は、ワクチン確保に予算を割いて全省庁の総力を傾け、それまでは感染を都市部に封じ込めることだったはずだ。
また、緊急事態宣言を繰り返しダラダラ出すのでは事業者が困窮するのは目に見えていたはずだ。やるなら国民によく説明し、解除基準を科学的に設定した上で、いわゆるロックダウン状態を作るしかなかった(都市部からの人の移動はもちろん禁止)。そうでなければ感染者数は急激には減らない。逆に、そうすれば緊急事態宣言は短期間で済んだだろう。
この先、限られた医療資源や予算を五輪に割く余裕があるのか、また、困窮する企業の過剰債務問題をこれ以上放置していいのかなど、良く考える必要があることも自明だが、今の政権には正しい判断は期待できない。
一方、僕は自民党には有能な人材が沢山いることも知っている。秋の総選挙の前に与党の良識が発揮されることを期待する。
注目のコメント
北海道は昨年2月に全国に先駆けて緊急事態宣言を導入して以来、ずっと厳しい対応に耐え続けてきたが、ついに耐えられなくなり、モグリで酒を提供しているところがあると聞く。だんだん自粛による行動変容では対応できなくなっている。
札幌はじめ北海道が騒いでいないのは、医療崩壊が起きそうにないから。
物理的な距離の問題はあるがECMOに対する人口比率は低い。メディアも感染者数は触れても、重傷者数に触れるメディアは一切ない。
感染者数が増えているのは事実なので対策は必要だが、メディアの余計に煽る体質はどうにかならないのかな。北海道はGW中、緊急事態宣言からもまん防からも外れていました。
その影響があったと思いますが、札幌駅や新千歳空港の人手は去年に比べて2倍から3倍程度増えていました。コロナ前の2019年のGWと比べると、多い日で約7割まで戻っていた数値になります。
GWの影響がそろそろ出始める頃ですが、更に感染者数が増える可能性が高いため心配です。