コロナ禍で5割以上が○○に注目!――これからのお金の扱い方とは?
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
一昨年の「老後2000万円問題」により、「人生100年時代」における老後の生活設計に世間の関心が高まったことに加え、コロナ禍により従来安泰と思われていた大企業も業態によっては赤字を計上し、企業によっては事業モデルの転換を余儀なくされ大規模な人員削減に踏み切らざるを得ない状況が現実のものになりつつあり、生活防衛としての資産形成を自分事として考えることがより重要になってきたと思います。
こうした中、記事中のアンケート結果によると、生活防衛の意識が高まった人が8割で、そのうち5割以上が将来のことを見越して「投資」に注目し、投資手段としては7割が「NISA・つみたてNISA」を選んでいるとのことです。
米国で投資信託等による資産形成が進んでいる理由の一つとして、401Kなどの確定拠出年金(DC)の制度により、投資信託等の金融商品に触れる機会が自然と作られたことが挙げられると考えておりますが、日本でも若年層がつみたてNISAなどを通じ投資経験を積み、住宅購入や子供の教育費、その後の老後の生活設計を意識するようになると、米国で一般に普及しているライフプランに基づくゴールベースアプローチによる資産運用が日本でもより身近なものなっていくのではないでしょうか。
コロナ禍というきっかけはあまり良いものではありませんが、資産形成層だけでなく、退職者層も含め、長期・分散・(積立)投資により安定的に「お金」に働いてもらい、如何に資産寿命を伸ばしていくかが、自己防衛の観点からも重要かと思います。投資の開始時期としては、いささか微妙なタイミングかもしれません。個人的には、国内市場にはそう遠くない時期に大きめな調整が訪れてもおかしくないかなーと考えています。
意気揚々と投資したお金があっという間に半額以下になったときに、新規参入者たちは堪え忍んで継続できるか、やっぱり投資はバクチだと退場するか。私は前者が多いと予想しますが、はてさて。