米IT大手の障害が日本に波及 クラウドのセールスフォース・ドットコム 特定IT企業依存のリスク
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革新的な新しいサービスの多くは、簡単に誰でも安価に利便性を得られる。
これが、破壊的イノベーションの原点だろう。しかし、クラウドサービスを典型とする新しいサービスは、漸増的に新しい機能が付け足されていく。いわゆるアップデートだ。競合も現れ機能増の競争になっていく。そう、それが持続的イノベーションの始まり。初期の「簡単に誰でも安価に」は忘れ去られ、どんどん高機能で複雑になっていく。もちろん反発も出る。しょうがないので、別に簡易版のサービスをリリースしたりする場合も出る。そうなるとレガシー大企業のやり口とほぼ同じ。シンプルでニッチを狙うというスタートアップの姿はそこにはない。
そういうサービスも多いのではないだろうか。
そうなると、それが新しい破壊的イノベーターの現れる余地になる。
正解を見出すのは難しい。5時間で復旧したんですよね。従来型の自前サーバーオンプレミスだともっと復旧に時間がかかったのでは?
そしてクラウドはそういうものとして使うしかない。クラウド会社毎のSLAを比較して、選んだクラウド環境の中でお客様と握ったSLAでシステム構成をする。
その条件さえも超える稼働を期待するのであれば、マルチクラウドでやるしかない。費用をかけて良いのであればやりようはある。セールスフォース(SFDC)の障害が日本でも広範囲に波及した報道。
リスクは利用前から織り込んで、サービス品質(SLA)とコストのトレードオフや障害対策・BCPというものも、適正レベルで導入時に設計されている基本を忠実に守るべきという教訓と理解。逆に、発注者責任とは、このレベルの基本事項を提案してこない実装担当のIT企業(SIer)を選定で外すべきということかと
記事の注目点
『米IT大手セールスフォース・ドットコムがインターネット上で手掛けるクラウドサービスで日本時間の12日に発生したシステム障害は、日本を含む各国のインターネットサービスに影響を与えたもようだ。障害は約5時間で復旧したものの、特定のIT企業にシステムを依存するリスクが浮き彫りになった。』