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端的には販売管理費の固定費部分マネジメントと不動産が今後のキーだと思う。

まず2020年度売上8160億円(2019年度1兆1192億円)・営業利益-210億円(同157億円)に対して、2021年度予想は売上4470億円・営業利益30億円。ただ売上は収益認識基準を変更していて、従来ベースだと9650億円。
業績推移を見ていくと、2016年度~2019年度の粗利率は29%でほぼ変わらない。そして営業利益率も2%。その間で売上は1割強の約1300億円減少。2020年度について四半期で見ていくと、粗利率は27-28%で、緊急事態宣言などによって四半期で売り上げが大きく変化し、販管費もそれに沿って一定の調整はしているが営業利益率では1~-7%とどれだけカバーできたかで変わる。
長期で縮小に対して販管費の固定費を調整してきたが、今回はそれがあまりにも早かったため調整できていない。そして今期については一定の収益回復と構造調整が追いついて黒字転換というのが営業黒字予想の背景に見える。

百貨店は、人が集まる場所に都市部も地方部もある。一方で、ECや専門業態との競争で、業態としての競争力が相対的に弱くなってきた歴史。20代のメンバーと話していると「入った記憶がない」と言われたことがあり、世代の違いを感じたことも…
魅力に伴う高単価で過去はカバーできていたが、そこの競争力が低下する中で、立地を現在の趣向に最適化する変化が例えばGINZA SIXではテナント化などで行われている(これもうまくいっていないのではという話もあるが)。またデパートを閉じて、ユニクロや家電量販店が入ったりというのもこういう動き。
三越伊勢丹が2021年3月期連結決算を発表。コロナの影響が大きく、純損益が410億円の赤字(前期は111億円の赤字)に。
とはいえ、22年3月期の純損益予想は10億円の黒字を見込むとも。
決算短信
https://pdf.irpocket.com/C3099/eq9A/CDn4/gZtB.pdf
三越と伊勢丹が経営統合。百貨店事業を中心に不動産、カード事業、EC事業も手掛ける。基幹店の構造改革、支店・地方店・海外店・中小型店のビジネスモデルを再構築で収益回復を目指す。ニッコウトラベルを完全子会社化するなどシナジーの高い飲食、旅行、理美容に特化し育成。
時価総額
9,951 億円

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